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白石由竹記事の補足でも

『ゴールデンカムイ』白石由竹を徹底考察!お調子者の脱獄王が皆に愛される理由 https://bushoojapan.com/historybook/goldenkamuy/2024/04/19/181329 #武将ジャパン

 拙記事で書けなかった物騒な補足でも。

寺やコタンに捨てられる子ども

 白石は寺に捨てられた設定です。
 『鬼滅の刃』でも、岩柱こと悲鳴嶼行冥の寺に孤児が捨てられています。本来、行政が孤児院なり作るべきなのに、そうはなっていないから仏教が福祉を代替しているわけですね。
 これは日本古来の話でもあり、『光る君へ』に出てくる悲田院も仏教の施設です。国家というのはインフラ整備はじめ、民の生活向上が必要なのに、それを行政が怠るから宗教が代替するんですよ。
 空海が堤を作った。こういう話は美談だけにしたらよろしくなくて、なんでそこは国がやらないのか、なんのために徴税しているのかと突っ込まないといけませんね。
 
 北海道の場合、コタンにも子が捨てられました。アイヌは捨て子は必ず大事にしてくれると和民族は考えたのでしょう。鶴見が稲妻夫妻の遺児を預けた背景には、そんな史実があります。
 こういうことを踏まえてゆくと、ネットで暴れているアイヌ差別論者が血統云々言うことの愚かしさが痛感させられるんですよね。アイヌのコタンに捨てられた和民族の子は、そこから抜け出したところで、差別をする側からすればその対象にされるのだから。

刺青のこと

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