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今日は暦生活の7周年記念日。

こんにちは。暦生活の細川です。
今回、初めてnoteのアカウントを取って、文章を書いてみることにしました。今日は満月。そして、暦生活を立ち上げてから7年の記念日。新しいことを始めるのにぴったりだなと思いました。

暦生活のブログに書いている二十四節気のコラムも、こっちに書いていこうかな、と思っています。

それにしても、暦生活ももう7年も経つんだ…と少し驚きです。
何度かくじけそうになりながらも、細々とここまで続けてこられたのは、いつもあたたかく見守ってくださるフォロワーのみなさまのおかげです。本当にいつもありがとうございます。

この7年で、暦生活に関わる人もいろいろ変わりました。10人ほどの大人数で運営していたときもありましたが、今は細川と清水の2人で日々の運営を行っています。

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私は2011年に大学を卒業して、新日本カレンダー株式会社に入社しました。その名の通り、カレンダーを作る会社です。

1年の移動研修を経て、配属されたのは当時この世で一番苦手だったであろうウェブをメインに扱う部署でした。

周りの方々はあたたかく居心地がよかったのですが、
何もできない無力感と役に立っていないのではという焦りから、休日を利用してとりあえず専門学校に行ってウェブの勉強をすることに。

とてもお金を出して欲しいと会社に言える立場でもなく。月々の支払いは新入社員の自分にとってなかなかの出費でしたが、やせ我慢してえいっと出しました。

会社に居場所がなくなることが、そのときはなにより怖いことのように思えました。

学校は結局2校通ったのですが、どちらもとても楽しかったです。

見るもの知ることすべてが新鮮で、自分で言うのもなんだけれど素直にいっぱい吸収できたと思います。

ツイッターを始めてみたり、サイトも少しずつ制作したり、いいねやコメントなど、一人でもユーザーさんから反応が返ってくるとそれはそれは一喜一憂して、そんな毎日が少しずつ楽しくなっていきました。お月くんとの付き合いも、この時から始まりました。

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でもまわりからはなかなか理解してもらえなかったり、「毎日何やってるん?」という声を聞くたびに、やっぱり悩みました。

「自分にここにいる価値はあるんだろうか」と。

そんなネガティブ状態から立ち直れるきっかけは、いつも「でもやっぱりこれが好きなんだ」という気持ちでした。

言葉や絵やデザイン、クリエイティブなことが好き。自分でできなくてもいい。そばにいたい。という気持ち。そして、日本中、いや世界中の人と繋がれるウェブが好き。という気持ち。前の自分からは考えられないそれらの気持ちでした。

なにより手探りで作った暦情報サイト「暦生活」が好きで、少しの人にとってでもいいから、愛してもらえるメディアにしたいという気持ちがありました。

「暦」というのは抽象的というか、ふわふわしているというか、実態があってないようなものだと思うのだけれど、道端にひっそりと咲いている花や、歌うように鳴いている鳥、夜空に優しく浮かぶ月の名前を知ると、それまでまったく気にかけていなかった季節感あふれる景色が目に飛び込んでくるようになりました。それは、今まで見てきた景色とは全然違う、とても美しいものでした。

町を歩くことが楽しくなって、今まで見過ごしていたことに気づいた優越感というか、少しだけ得をした気分になりました。

そんな体験があって、もしかしたら他の人にも同じように感じてもらうことができれば、暦生活が少しは人の役に立つメディアになるのかなと思って、毎日少しずつサイトやツイッターを運営してきました。

今ではツイッターのフォロワーさんは144,800人。見てくださる方に感謝、感謝の日々です。それと同時に、毎日きちんと、正しい情報をわかりやすく、面白く伝えなきゃという使命感みたいなものもあります。

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暦生活は、今日でひっそりと7周年。

夢は、大人も子どもも楽しめる「暦図鑑」を作ること。じつは近々この夢を叶えることにしました。どんなふうに暦図鑑が形になるのか、これからどんなことをしていくのか。あたたかい目で見守っていただけたらうれしいです。



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