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熱と敬意と言葉 by 三島由紀夫vs東大全共闘 より


(映画絡みなので、まだこれから見にいく方は見るのをお控えください。)




愛のある対話


対話って愛がある会話のことなのだなぁと近頃思うようになった。


相手をよくみて

相手の気持ちを想像して

こう言ったらこう思うかな、

こういう風に言ったらこう思うかな、と

ジャブを出して試していく。


(対話ができる人は、うそも優しかったりするのかな。)





さて。


三島由紀夫vs東大全共闘 という映画が上映されている。

恥ずかしながら、わたしは三島由紀夫の作品は教科書以外では未だに読んだことがない。


それなのに何故この映画に興味を持ったのかといえば、ドキュメンタリーだったから。それと、『50年目の真実』というサブタイトルに惹かれたから。


映画は、1000人の東大生と討論をしたときの映像をドキュメンタリー映画として公開している。


三島由紀夫は東大を出て、大蔵省に入りながら、9ヵ月で辞めて、作家になり

学生の頃から物書きをしていて、
世間でもとても人気のある、魅力のある人で当時の人気俳優三船敏郎を抑えて投票1位になっているなど、なかなか色気のある男性だったようだ。

その『トキの人』三島由紀夫は1925年生まれ。
大正の最後の年に生まれている。

ということは、関東大震災の起きた年の2年後で、
まだ殆どの女性たちは和装だったころて、大分昔に遡る。何せ50年前の話だから。

そして東大生と対峙したのは戦後の話で
国のために命をかけて戦えと教育されていたのに、敗戦した途端、アメリカを褒めそやし、天皇を蔑ろにされ、それに従う日本国を不服に思い、悔しさを募らせている若者たちが、国によって、傷つけられて囚われていく。


それを見るに見かねたのか、東大生の招待を受けた三島由紀夫は1000人の東大生の中へ乗り込んでいく。

こう思ったのかもしれない。


若者たちは未来を作らなければいけない、
若者たちは護らなければいけない、
例え自分が亡くなったとしても。


結局その討論の翌年に三島由紀夫は、皆さんご存知の通り自決してしまったが、三島由紀夫は自分と20も違う若者たち一人一人に、敬意を持って言葉を尽くして論じ合った。


言葉を尽くすことで、目の前の相手を理解し、考え方を知らせ合う。

言葉を尽くして知ってもらう

言葉を尽くして分かり合おうとする


何もわかり合おうともしないのでは
誤解もあるかもしれない。

何も知ろうとしないまま
歪み合ったり、
疎遠になるのは何か違うと思う。


根っこをわからないと、人の心などわかるものではない。

映画でナレーションは


彼らは熱と敬意と言葉で対話をしたのだ

私たちに必要なのは熱と敬意と言葉だと言っている。

人と人とがわかり合うのは

今も変わらない。


エネルギー交換と、敬意を持った言葉を交わし合う、対話がなによりも大切だということ。


その結果どうするかを考ても遅くはないのだなぁ。

対話をする人というのは愛に溢れた人なのだと思う。



対話なら
http://iwakuma.jp/l/c/lwpZvoZ0/5v31Zh0B

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三島由紀夫についてもっと詳しくはこちら

天才作家・三島由紀夫の代表作・おすすめ作品5選とデビュー作は?

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三島由紀夫プロフィール
https://www.shinchosha.co.jp/sp/writer/2880/

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