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遺品整理をはじめる(2) 量の把握

 3LDKの賃貸アパートと4畳の貸し倉庫には、ざっとみたところ4トンの物品が詰まっていました。これらは一人分の荷物ではありません。5年前まで一人で住んでいた一軒家に蓄積した母の父母、姉弟、それから子の私が残したモノが混ざっています。賃貸に引っ越す時に、多くのモノは処分しておりましたが、それでも処分しきれないものが残っていました。
 最も多いものは本です。8畳の部屋をまるまる埋め尽くすように、ダンボールいっぱいの本がありました。とりあえず、本は後回しにすることにして、最初の方針通り小さいものから片付けることにしました。残りは、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、ベッド、ソファ、テーブル、イス、雑貨、衣類などです。

 陶器は市の埋立処分場に持ち込み廃棄しました。友人に車を出してもらいました。単位重量あたりの処分費用を払う計算で、合計100kgほどで千五百円くらいでした。
 衣類は市のリサイクルステーションに持ち込みました。こちらは伯母の力を借りました。リサイクルできないものは、燃えるゴミとして市の清掃工場に持ち込みました。こちらも合計100kgほどありました。
 雑貨は近くに住む母の友人にもらってもらったあと、燃えるものと燃えないものに分類して処分しました。母の推しグッズは、ファン友達の方々にもらっていただけることになり大変助かりました。これらで合計200kgほどあったかと思います。
 小さい家電は近くの中古ショップに持ち込みました。オーディオ機器には比較的良い値段がつき、100kgほど持ち込んで合計一万五千円くらいになりました。ソファ、イスなどの家具も市の清掃工場で、100kgほど、千五百円ほど支払いました。

 珍しいものとして織物を作る織り機がありました。とても大きく重たいものでしたが、こちらは市内の織物教室にあたって、運よく引き取っていただける方が見つかりました。

 時期が前後しますが、雑貨を片付けながらこれから使いそうなもの、形見としてとっておきそうなものは遠方の自宅に郵送しました。合わせてダンボール5箱ほどになりました。自分が小さい頃に製作した絵や文章などもたくさん出てきましたが、これらは気に入ったものを写真に収め処分することにしました。

 ここまでで800kgほどの量になります。あと200kgは冷蔵庫や本棚など大型家電や家具、最後の3トンは本やCD、レコードになります。残りは最も重さと体積があるものの、中身の多くは電子化している情報です。
 ちょっと処分方法を時間をかけて考え、ゆっくり処分することにしました。

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