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なかなか自分を好きにはなれないけれど。|書く習慣1ヶ月チャレンジ

#書く習慣1ヶ月チャレンジ も10日目!2桁達成!
今日のお題は

自分の好きなところ。


これまでのnoteをご覧いただいた方は薄々勘付いていると思うが、わたしは自己肯定感がかなり低い。もはや0に等しいレベルだ。
就活の面接でよく訊かれる「自分の思う長所と短所は?」という質問がとてもとても苦手だった。短所ばかり思い浮かんで大変だった。長所と短所は紙一重とも言うので、短所をそれっぽく言い換えて乗り切った記憶がある。

そんな自他共に認める自己肯定感底辺人間であるわたしが思う、「自分の好きなところ」。性格や外見はてんでダメだけれど、唯一、思うところがある。

読書や音楽の楽しさを知っているところ、
そして、それらを心から「好き」と言えるところ。



今から5年くらい前、当時勤めていた職場での会話。
昼休みに本の話をしていた(同じく読書が好きな上司、通称「先輩」と本を貸し借りすることが多かった)ら、別部署の職員の1人が「俺は本を全く読まない!」「読書の楽しさっていうのがわかんないんだよなァ!」と突然しゃしゃり出てきたことがあった。

「…………で?」となってしまった。笑
世の中にはたくさんの人がいる。一人ひとりの外見や性格、考え方が異なるように、好きなことや嫌いなことも人それぞれ、意見が分かれて当然だ。
だからこの時、「〇〇さんが本を読まないことはわかりましたけど、先輩やわたしが好きに読書することは関係ないですよね。」と冷静に返した。
人から言われたことをいつまでも引き摺りがち、いつも自信が持てずにうじうじしているわたしだけれど、この時ばかりはいくら非難されてもわたしの「好き」は絶対に覆されないと、謎の自信に満ちていた。(その後「いや〜別に非難したわけじゃなくってさ〜単にそう思ったってだけの話」とかなんとかいろいろ言ってた。あんまり覚えてないけど。笑)

このことをふと思い返すと、「ああ、自分って本と音楽に生かされているんだなぁ」と実感する。


本を読まなくたって生きていける。
音楽を聴いたり奏でたりしなくたって生きていける。
実際、コロナが流行し出した頃にいち早く糾弾されたのは音楽業界だったと思うし、本屋という本屋は年々減っていっているし、命に関わる災害が起こった時だって、本や音楽が助けてくれるとは言い切れない。

だけど、
言葉だけでは伝えきれない思いや言い表せない感情を表現する力が音楽にはある。

旅に出たり過去に遡ったり、笑ったり泣いたり。自分ではない誰かの物語に感情移入したり、追体験したりすることが、本のページを捲る、ただそれだけでできる。

その楽しさを知っている自分は嫌いじゃない!


自分が心から「好き!」と言えるモノやコトって、人生を豊かにするエッセンス(なんか自己啓発本に書いてあるような言葉だな……)だと思う。
本や音楽の楽しさがわからないからダメだとか、そういう話ではない。わたしの場合は本と音楽だけれど、人によっては映画だったりスポーツだったり、将棋だったりするかもしれない(藤井くん八冠おめでとうございます!)。ドライブや煙草と答える人もいるだろう。

たとえ自己肯定感が底辺レベルで低くても、何かを心から「好き」の気持ちを持てる、それだけで十分だと思うのです。

何の変哲もない平凡な日々が綴られているわたしの人生だけれど、読書や音楽の楽しさを知っているから、これまでも、カラフルに彩られてきたのだと思う。
そしてきっと、これからも続いていくだろう。

……こういう話でよかったのかな?笑