見出し画像

小瀧望が演じた「エレファント・マン」

痛い、辛い、苦しい、脆い、醜い、貧しい

舞台観劇後の私の心の中は、苦くて苦くて苦い何かに支配されていました。


どうしても、エレファント・マンが観劇したくて(別に小瀧担って訳ではないです。ちなみに妹が小瀧担ごめんな、1人で行っちまって。)、当日券を何とか勝ち取り、ファンクラブでも当たったことないわ!!ってくらいの、それはそれはいい席での観劇をさせて貰っちゃいました。

舞台序盤、上半身裸で出てきた小瀧君。何の変哲もないただの人間。エレファント・マンの容姿の説明に合わせて、徐々に徐々に身体が変化していく。私はもうここで釘付けでした。演じているのは分かっているけど、酷い顔と醜い身体だ。と。今思えば、私も当時の人のようにエレファント・マンを偏見の目で見てしまっていました。でも、その歪んだ外見とは裏腹に、歪みのない内面に加えて心は本当に誠実で純粋で綺麗で、発せられる言葉にはロマンが詰まってて、素敵な1人の男性としてとても魅力的に小瀧君が演じていました。温かい言葉と知性のある言葉の中に、どこか悲しさや苦しさが伝わってきて、私の心臓をぎゅっとぎゅっと、終始締め付けていました。エレファント・マンとの交流の中で生じる葛藤もこれもまた苦しくて、自分と真っ向から向き合う辛さを感じたと同時に、狂気も感じて、ゾクゾクしました。

エレファント・マンから感じる温かさと、それに触れることで壊れていく自信と、葛藤、周囲の醜さを感じて、意味不明な感情が私を襲いました。

私はこの舞台で、人間の醜さを学んだ気がします。誰もが自分が1番大事。守りたい。自分と誰かを重ね合わせて、理解者になってもらいたい、理解されたい。まるで私のようだ。と。自分の善意を信じてる、感謝されたい、私の行動は正しい、受け入れてくれ。と。

とても貧しくて、とても醜い。


私の心の中を支配しているこの苦い感情は、舞台で感じた醜さを、私の周囲と照らし合わせてしまっているのかもしれません。私はとてもつまらない人生を過ごしていると現実を突き付けられたのかも。


エレファント・マンは本当に素敵な1人の男性でした。自分の考えをしっかり持ち、伝え、疑問があれば投げかける。周囲を大切に想い、自分にとっての普通を追い求めた。私も出逢ってみたかった。素晴らしい、素晴らしいカッコいい「人」でした。きっとこれからも私の中で生き続けてくれて、迷った時に答えをくれる存在になったと思います。


わ〜なんかいつもインスタグラムで短く伝えるのが消化しきれないな〜〜と思って思い切ってnoteに書いてみました。文章下手くそですね。これから行った舞台の感想、思ったこと書いてみます。

「エレファント・マン」素敵な作品に出逢うことができました。本当に良かった。また1つ心が豊かになってしまった幸。ちょっと最後にジャニオタ出しちゃいます。小瀧さん〜〜素晴らしかった、!!あの身体の動きは稽古と努力の賜物、それを観れたことにも感謝。一瞬たりとも目を離したくないと思った演技でした。今までライブ上アイドル小瀧しか見たことなかった私を殴りたい、いや、殴る!最後の深々お辞儀、すんってした表情は自信に溢れてて花丸100点〜!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?