＃7　どうすればいいか分からない本の帯編　【地味さんに恋して】

どうすればいいか分からない本の帯さんのことですか？

……好きですよ。

あの、読んでいるときにピラーンって本から取れかかる現象には毎回少しばかりの戸惑いが生じますが、帯にもたくさんの人が関わっているんだろうな、と思うと捨てられないのです。
ずっとそばに居たいというよりは、普段は距離を取っておきたいけれども、完全に関係を切るなんて絶対に嫌だ。
そう思わせる何かがあります。シンプルながら、魅力が凝縮されているのです。

ですので、本を読んでいるときには外し、読み終えたら再び本につけてそのまま本棚にお入りいただく、という流れに致しました。
すぐにゴミ箱になど行かせたくありません。本棚に出し入れする際、帯さん同士で擦れ合い、クシャクシャになったとしても、そこに表現されている凝縮された魅力が劣ることはないのです。
短くシンプル、だけど濃い！

存在は地味ですが、その姿がたまりません。

大好きです。