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「趣味について」


趣味については、これまでも、そしてこれからもいろんな人々が書くことだろうから、私がこれから書く駄文なんか目新しいものでもなく「陳腐」と言っていい代物だろうけど、思いついたことをつれづれと書いてみたい。

私の趣味

私はおそらく多趣味の部類に入る人間だと思われる。
現在進行形でやっている趣味を挙げると「マラソン」「読書」「バイクツーリング」「読書」「模型製作」「鉄道模型」・・・、いったいこれだけの趣味をいつやっているのか?と言いたくなるくらい多い。

まぁ実際問題、仕事と家庭という人生の二大業務をこなしながらでは、これらの趣味をすべて満足いくまでこなせているかと問われれば、「満足にはこなせていない」と答えざるをえない。

私の休日は、こうした趣味をこなそうとするために、仕事の日以上に忙しかったりもする。そのため休日明けに疲れた体を引きずるようにして仕事に行くようなことがままある。

なぜそうまでして趣味をしなければならないのか?
それはこれから述べるような効用を見出しているからだ。


趣味の効用

私の考えるところの趣味の効用は以下の4点だ。

  • 逃げ込める「場所」である

  • 楽しい「世界」である

  • 視野が広がる「契機」となる

  • 技術や知識がつき潜在的な「財産」になる


趣味は逃げ込める場所である

私も社会的な階層でいえば職場でも家庭でも責任ある立場になり、そこそこ忙しい毎日を送っている。
まぁ、そんな生活をしていれば色んなトラブルや悩み事がふりかかりにっちもさっちもいかなくなってしまう時がある。
 そんな時に逃げ込めるのが「趣味」の世界だ、自分だけの世界、自分が自分にだけ責任を持つ私だけの小さな世界に身を置くと、行き詰まり息詰まってしまい凝り固まった心が落ち着き、しだいにほぐれていくのが分かる。 そう、例えるなら激しい雨を避け屋根と壁がしっかりとした暖かい部屋に逃げ込むような感じだ。

この場所の有無の差は大きい。

前線で疲弊しても、いったん退却し戦力を回復しまた戻ることが出来る。
この「後方支援」の存在は安定してずっと頑張っていくうえで必要不可欠である。少し意味合いは違うかもしれないが心理学でいうところの「安全基地」であるかもしれない。

趣味があるから私は頑張れるのかもしれない。

趣味は「楽しい世界」である

前項で趣味は後方支援とか安全基地とか難しい用語を並べていたが、そんな理屈めいたもので装飾しなくても、そしてそこに大きな意味があるにせよないにせよ。そんなことはむしろどうでもよくて、純粋に楽しいから趣味をやっているだけなのかもしれない。

趣味は視野が広がる契機となる

趣味にも色々あって一概に言えるものか分からないが、少なくとも私のやっている趣味は私自身の視野を格段に広げてくれた。
物理的に自分が移動し万物を目にし感じることのできるバイクツーリングをはじめ、マラソンや模型製作といった追求すれば追求するほど奥深い世界が広がっているジャンルのものは、そこに身を投じあれやこれやと学び思考するだけで自分の視野が広がっているのを実感できる。
 無趣味であったらこんなことは起きないだろうから、その分趣味を持つ者のアドバンテージになると思う。

趣味は知識や技術を増やし潜在的な「財産」となる

 私がマラソンを趣味として始めたのは今から5年前、最初のフルマラソンのタイムは4時間07分、そして今年の2月に行われた別府大分毎日マラソンでのタイムは3時間00分だった。

この5年間、マラソンの自己ベストを更新することが面白くて、色んなトレーニング、栄養補給や休養の方法論を試してきた。
それがフルマラソンのタイムを1時間以上短縮することにつながったのだが、この自己ベストの更新という「結果」よりも、そこに至るまでの「過程」でやってきた上記の方法論を会得できたことの方が私にとって大きなメリットになった。

自分の能力を引き上げる効果的な負荷のかけ方、パフォーマンスを維持し向上させるための栄養補給や休養の取り方・・・、これらは日常生活や仕事においても「使える」知識であり、マラソンを始めて以降、様々な面で役立てることが出来た。 こういう側面は他の趣味でも大なり小なりあって、特に職場で私が「他の人と比べて能力が高い人」とみなされる理由の一つになっている。

私は「仕事は多種多様なスキルや知識やノウハウを組み合わせて行うべきもの」であると考えており、そこでいう「多種多様」を身につけるという意味で趣味の存在は非常に有用だ。

やっているときには「こんなことやって何の役に立つんだか?」というようなことでも突き詰めてやっていくと、なんだかんだいって知識や技術が身について人生の役に立つ「財産」になるものですよ。

まとめ

今日は趣味についてダラダラと書いてしまったが、私のような凡人が考え付くだけでもこれだけの利点があるのだから、やはり趣味はやらないよりはやっておいたほうがいいものだと改めて思う。

さて、今回は私の趣味についての思いばかり書いていて肝心のその中身にはほとんど触れていない。その点に関してはまたいつか機会を設けて書こうと考えている。

では、また。

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