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ブックカバーのおはなし

いや、ほんとに大したことのないはなしです。

先日、本棚を整理していたら昔使っていた「ほぼ日手帳」の手帳カバーが出てきたんです。

文庫サイズのほぼ日手帳カバー

ほぼ日手帳は現在も使っていますが、今はシリーズの中でも一番大きいA5サイズの「カズン」を使っているんですね。

まだ若くて仕事でも家でも背負っている責任が少なかった時代は、文庫サイズの小さな手帳でもスケジュール管理や日々の記録を行うのに何の支障もなかった(むしろ手に余るほど・・・)のが、出世したり子供ができたりして自分のステージが上がるにつれ、だんだん手帳のサイズが小さいと感じるようになり、数年前により大きな手帳に「えいやっ」と乗り換えたわけです。
こうした些細なところにも自分の成長というか進化というか(逆に社畜や家庭の奴隷になり下がったとも言えるかも・・・)が垣間見え、少し面白さを感じました。

話が早々に脱線してしまいましたが、久々に白日のもとに引き出された手帳カバー、奮発して革製のいいものを買っていたせいか、まだまだ十分に使えそうです。

収納スペースも沢山あってとても機能的

「もったいないな・・・」と感じ思案を巡らせていると、一休さんではありませんが「ぽ~ん」とひらめきました。

「そうだ、ブックカバーにすればいいんだ!」

ということで、早速、本棚から文庫の小説を持ち出して並べてみました。

遠近法で文庫本のほうが大きく見えますが、大きさはぴったりです。
文庫の小説がきれいに収まりました。

よし、ぴったりだ。
革の手触りがとても心地よく、手帳よりも手で保持している時間が長い読書のおともにうってつけです。

そしてカバーにもともとついていた小さなメモ帳には、文中にビビッとくる美しい表現や言葉を見つけた際に、すぐに書き出すことができてとても便利です。

こうしてみるとブックカバーには見えませんが格好いい

と、いうことで今回のおはなしは、「忘れ去られていた手帳カバーがおしゃれなブックカバーへ華麗なる転身を遂げた」という私以外の人々には、至極どうでもよい内容でした。

ここまで読んでくださった方、貴重な時間を浪費させてしまいましたが、もし楽しんでいただけたら幸いです。

まあ最後になりましたが、SDGs(持続可能な社会)なんて言葉を頻繁に耳にするようになってきておりますが、なんでも新しいものを買ってすますよりも、今回のように埋もれている宝物を掘り出して、そこに光をあてて再び輝きを取り戻させるような取り組みも、これはまた味わいがあって面白いものですね。


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