料理の世界料理人が歩んできた道2

引き続き読んで頂きありがとうございます!

入って2週間ぐらいたってからやっと食材に触れたのを覚えてます。最初は玉ねぎの皮剥き、一回に20キロぐらいを剥きます。最初は包丁もろくに使えなかったので相当時間かかってました。
あとは人参の皮剥きやピーマンの種抜き、茹で玉子の殻剥きとか割卵とかですかね。
まぁ大変やし単純作業で眠くなるわで・・・
でもちゃーんと先輩方にありがたいお言葉を頂く訳ですよ(^_^;)お言葉だけで済めば御の字ですが(笑)
私は基本的に単純作業が苦手なので辛かったといえばこの時ぐらいが一番しんどかったですかね(笑)
先輩方も色々な方がいて・・・
基本仕事あんまりやらない方
下にめっちゃ厳しい方
普段おもろいのにキレるとヤバい方
基本人に感心のない方 etc
料理の世界なので個性の強い方が多かった印象です。
そんな中でも人間ですから相性が良い悪いはある訳で・・・
例えば玉ねぎ剥きしてたら、手伝ってやると近づいてくるなりペティナイフの先でお尻○されたり。
何が原因かもわからずにボール飛んできたりw
今の社会ではありえない光景がそこにはありましたね。
最初は色々な事が衝撃すぎて自分の中でヤバい世界に入っちゃったなぁって思いました。話には聞いてたけど目の当たりにするとまた衝撃の度合いが(笑)
皮剥きやらをやりはじめて2週間入って1ヶ月ぐらいしてからやっとまな板の前に立つようになります。
ちなみに当時だと大体この1ヶ月の時点で半分以上が辞めていく。なんて事を後から知りました。
そもそもゴールデンウィークに休みがない。周りの友達がみんな休み。それに加えこの環境。
そりゃ辞めたくもなるよね(笑)

話戻ると、まな板でやる仕事。
ミルポワカット←ブイヨンなどのお野菜のカット
オニオンアッセ←玉ねぎのみじん切り
オニオンスライス←玉ねぎの薄切り
最初はこの3つが主でしたね。
とりあえず量が半端ない、そしてもちろん剥きから始まる訳で1日仕事ですよ。
1日それしかやんないのかよとめっちゃ言われたのを思い出しますね、もちろん先に書いた洗い物や掃除もしながらですからね。
慣れてもないのに仕方ないじゃんって思ってました(笑)
あとは卵の殻剥きからのカットや裏漉し。
卵も一気に400とかやからさすがに嫌気さしてましたよ。ホテルだったのですが地下、1階、2階にそれぞれレストラン、2階と4階に宴会場があったので仕込みの量が基本多い(´Д`)
だだ奇跡的にまだこの時点では包丁で手を切るってのはなかったんです(笑)
来る日も来る日も同じ作業の連続、とりあえず何か違う事したいなぁと思いながら日々この作業になれていき少しずつ早く終わる様になってきました。
早く終わると新しい事がさせて貰えると気付いたのがこの時期ですかね(笑)
野菜を扱うのが主な仕事だったのでレタスちぎったりとかもですしコールスローとかも徐々に始めました。あとはドレッシングやマヨネーズもこの時期ぐらいから。レシピ通りに作るのですが味がついた物を作るのがこの時期ぐらいからだったのでちょっと料理してる気になってきました。

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