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推しに救われ今がある

数年前からスマホ版ゲーム刀剣乱舞を始めた。それまで刀剣乱舞自体は聞き齧ったことがある程度で、刀剣女子という現象?や、紅白やら厳島神社やらで歌ったりしていると聞いていた。
そんなある日、映画化されて結構評判がいいとなんかの記事やレビューを見てちょっと興味が湧いたけど映画館には何となく行けなかった。
暫く時を経て満を持すかのように彼らは私の前に現れた。アマプラで見放題があったのだ、好奇心から飛びついて沼って現在に至る。
私が好きなのは舞台・映画版でミュージカルやアニメ、漫画は未履修である。
ミュージカルはなんかキラキラしていそうで陰キャにはちょっと敷居が高い。
アニメ等は観る機会がなかっただけ。

で、今年の春4年ぶりに映画化第二弾が上映されたのだけど実はゲームは長いことログインしてなかった。元々ゲームが苦手な上、説明書を読まないタイプなので進め方楽しみ方がいまいちわからない。
それでもたまに本丸に帰ってお気に入りの刀剣男士のレベルを上げたり訳もわからないまま各イベントにちまちま参加して大阪城を掘り進めながら一体この小判はなんに使えるの?楽器?貝?花札?と、いう調子なのでどれも中途半端に終わっていた。一度、江の子が欲しくてその時は頑張った。

で、昨年だったか映画化第二弾の情報が入り年明けからまた頑張り始めた。年明けはお年玉やシールが貰える、シールで交換できる男士がいるので毎日ログインしては御神籤も引いた。

2月に入り仕事がとんでもなく忙しくなってきた時は毎日しんどい時にここを頑張れば来月映画、推しに課金できるを心の支えに乗り越えた。だんだん情報解禁されて4DXの劇場では博多号の揺れや刀剣男士の良い香りがするなど聞いて、地元ではやってないから越境鑑賞するかとか考えた、実際するつもりだった。

毎日のように何故かへし切長谷部の情報過多になり数少ない友人にプレゼンもし1人でも観客を増やそう、増えたらいいな、でも押し付けは悪いから私だけでも行けたらいいなと毎日思っていた。

あの頃は本当に本命じゃないのに長谷部に毎日救われていた。

・・・この頃にはもう私は壊れていたと思う、限界に気づかないふりをして過ごす糧が長谷部と刀剣乱舞だった。

そして迎えた上映初日、ライビュで舞台挨拶付き行きたいなーと思っていた日に母が亡くなった。
慌てて帰る新幹線の中でもボーっとしながら長谷部を見ていた。
葬儀場に着き添え木が終わるまでも合間に長谷部情報を追った。

葬儀を終えて1週間休んだ、休みが明ける2日前になんかの所用で映画館のある街に行って、初めての土地の映画館で迷いながら本当に時間ギリギリに席に着けた。

ほんとはその日は頭痛も酷いし体調も気分も良くないし何よりこんな時期に娯楽なんて不謹慎だと思った。迷って迷って悩み抜いて観に行った。

映画は良かった、私的には素晴らしかった。長谷部のバス乗車シーンは想像より短かったから4DXじゃなくてもよかったかとか、レビュー通りニチアサだなとか推しがとにかく美しいとか色んなことを考えながら体しんどいな、でも来てよかったなという気分で記念のグッズをなんとか手に入れパンフレットを購入し、それからも毎日ゲームを進めやっと修行に出せるようになり極めた子が何振かできた。

一応筋金入りの腐女子ではあるけど際どい描写はこの作品においては解釈違いなのでほのぼのCP作品やCPなしギャグ、とうらぶホラーなるものを2次創作から呼吸するように嗜んでいる。

そうして、限界をとっくに超えていた身体が悲鳴にならない声をあげて倒れて地元に帰り療養生活も2ヶ月を超えた。
ここ数日は薬を増やしてもらったお陰か随分調子良くてご飯も3食作れたりするし、運転もできるようになって役所の手続きとかも拙いながらなんとかこなせた。

いま、舞台刀剣乱舞が毎夜1ステージ無料配信されていて毎晩観ている。
Blu-rayで持ってる物も劇場上映で見た作品もあるけど観てないのが殆どだから毎夜忙しい、一緒に泣いて笑って感動して。

私を支えてくれた長谷部も画面の向こうで元気にしている。うちの近侍は劇場で観て最推しになった山姥切長義だけど、長谷部もレベル上がったら近侍にしてあげたい、それまで出陣遠征演練頑張れ。

そんなこんなで最近は元気です。
一時はゲームできない日もあったけど、
いま元気なのが本当に嬉しい。

なんか、個人の趣味の話に偏ったけど誰かが好きなことや好きな物、推しは幾つでも作っておく方がいい、逃げ道になるからみたいなことを言ってたけど別ジャンルの推しもいるんだけど今回は本当に刀剣乱舞と長谷部に助けられた、だからいまこうして生きている。

本当にありがとう。

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