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【検査編】私と夫のお守り作戦

勝クリの受診が始まり、数か月。
私も夫も仕事を早退or定時であがって、勝クリの最寄駅で待ち合わせて、受診していました。最初はなんかデートの待ち合わせみたいで楽しかったのですが。
やっぱりね。大変ですよ。どんなに立地が便利で診察時間が長くても通院は大変だ。

この頃、検査をするたびに私に何かしらの問題が見つかっていた時期でちょっと元気がありませんでした。
ちなみに、夫の精液検査は忘クリで受けた時と同様、花丸でした!良かった!
勝クリでは頑張って泳ぐ精子くんたちを顕微鏡で見せてくれて、結構感動しました。元気に泳ぎまくる子もいれば、しゅんっと元気のない子、ふわふわと漂っている子もいて、ニンゲンノカラダスゴイ…となりました。
良かった良かった〜と思っていたのですが、ここで、ふと、不妊治療でよくあるセリフ「私に妊娠できない原因があるから…ごめんね。」が口を突いて出てきました。夫は治療は2人でしているのだから、気にしないでと言ってくれましたが…このセリフ、不妊治療する前は自分が口にするとは思っていませんでした。だって、不妊治療は夫婦でするものだと私も思っていたから(今も思っている)。自分がその状況に置かれると、やっぱり思わず言ってしまうんだなぁ…と後から冷静になって思いました。

ある受診日のこと。
受診までまだ時間があったので、駅ビルをふらふらしていた私たち。
あるお店で、青と黄色のしおりセット(手仕事で刺繍がされているもの)を見つけた夫。「これ、俺たちが頑張るためのお守りにしよう。」と言って、買ってくれました。夫のこういうところ、本当に素敵だと思います。これまでも私が看護学校時代に実習で死にそうになっていると、よくお守りをくれたものでした(全部とってあります)。
決して高いものとかブランドものとかではなくて、自分たちに合っていると思うものを、お守りにしようと言ってくれたことがとても嬉しくて、じんわり涙が。
エスカレーターで「おにぎりはいい人だよね。」と呟くと、「俺っていい人なのか〜。」と言って涙ぐんでました(とても涙もろいんです)。
夫と一緒に頑張っているということを再確認したし、これからも夫と頑張っていこうと思えた出来事でした。

今も、採卵の日とか移植の日とか、頑張る日には必ずお守り持っていっています。
あとは、ふとした時に思い出して、夫と一緒に頑張っているんだ!と温かい気持ちになる。
不妊治療中って夫婦でギクシャクしてしまうこともありますが、やっぱり基本はお互いへのリスペクトと支え合っているっている感覚が大事だと思います。

皆さんもこれがあると頑張れる!ってものありますか?
大変な不妊治療だからこそ、お守りや元気のでるご褒美をたくさん用意して自分たちをご機嫌にしてあげたい!
自分たちのご機嫌とり、もっともっと上手くなっていきたいです。

つづく

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