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訪問看護ステーションにおけるドミナント戦略について

今日の訪問看護セミナーのテーマは、『ドミナント戦略』についてです。

訪問看護ステーションの経営者さんやマーケティングに関わる方であれば、ドミナント戦略は有名な戦略のひとつだと思いますが、聞いたことがないという方のためにお話をしていきます。

ドミナント戦略は、どちらかというと新規開設して間もないステーションよりも、事業を拡大して2店舗目3店舗目の開設を考えていたり、サテライトを設置する時に使う考え方です。

まず、『ドミナント』の意味ですが、日本語で言うと『優勢的な』とか『支配的な』といった意味があります。よくフランチャイズのお店などがこういった手法を使って店舗を増やしていきます。

要するに、ある特定の地域に集中的に店舗を増やして規模を拡大していくという戦略です。

このドミナント戦略にはどういった効果があるかというと、まず宣伝効果が挙げられます。

道を通るたびに店舗や看板を見かける回数が増えることで、認知度を獲得できるわけです。

あとは、移動の効率化も挙げられます。

具体的には、ステーション同士の商圏エリアをカバーできるというメリットがあります。僕が働くステーションの場合だと、このメリットの方が大きいと感じています。

僕が働いているステーションは2拠点ありまして、そのステーション同士の距離が10 km 程度離れています。

例えば店舗Aを本拠地として、僕は10km離れた店舗Bで現在働いてるんですが、店舗Aの訪問エリアも訪問することが多いです。

店舗Aのスタッフが体調不良などで休みになった時でも店舗Bのスタッフがカバーできます。こういった意味でもドミナント戦略というのは、訪問看護ステーションにおいてはかなり有効な手段と言われています。

これまでにドミナント戦略のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットがあるとすれば、災害時の稼働が挙げられます。

災害時に店舗同士が近いと、複数の店舗が被害を受けてしまうことがあるので、店舗が稼働しなくなってしまうというケースが考えられるので注意が必要だったりします。

災害は頻繁に起こるものではありませんが、ドミナント戦略を用いて店舗数を拡大していくことは低リスク・低コストだったりしますので、今後事業拡大を考えている方の参考にしてもらえればと思います。

今回は、訪問看護ステーションにおけるドミナント戦略についてでした。

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