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数字を見るクセをつけよう

4年半ほど前から訪問看護ステーションで働いていて、一時期はリハビリテーション部門の責任者をしていた時期があり、日々いろんな『数字』とにらめっこをしていました。

そのおかげで、今でもステーションのいろんな数字を意識してみるようにしています。

数字をみることで客観的なデータや事実が分かりますし、そこからアクションを起こすことができます。

管理職をめざす人にとって『数字』は避けて通れない項目なので、訪問看護ステーションを管理するためにはどういった数字を見ればいいのか、簡単に紹介していこうと思います。

「数字が苦手、、、」という方もいらっしゃるかもしれませんが、身近なところからやっていきます。

まずは、自分の1日の平均訪問件数を計算するところからです。

1ヶ月の合計訪問件数を出勤日数で割ると、計算できます。

例えば、1ヶ月の合計訪問件数が80件で、20日間出勤したとすると、

80件÷20日=4件/日

1日で平均4件訪問していることになります。

それをスタッフ全員分計算すると、ステーション全体の訪問件数や平均訪問件数も計算できますね。

さらに、1ヶ月の事業所の売り上げがわかる場合は、訪問1件あたりの単価も計算できます。

売り上げ÷合計訪問件数=1件あたりの訪問単価
です。

それを参考にして、自分の給料分を売り上げるには、1ヶ月に何件の訪問が必要かがわかります。

ぜひ、1日の平均訪問件数や、1ヶ月の合計訪問件数や売り上げ、訪問1件あたりの単価を意識してみてください。

訪問単価を調べる場合は、1件の訪問あたりいくらの料金が発生しているかも同時に理解しておきましょう。

ざっくりとですが、介護保険で理学療法士が訪問する場合、20分で300単位くらい(ホントにざっくり!)だと認識しておけば利用者さんへの説明もしやすいです。

訪問件数や売り上げを理解できると、職場の目標値と擦り合わせることができ、ステーションの課題が具体的にみえてきたりします。

目標値に足りてないのであれば、
「あと何件の訪問が必要か?」や、
「あと何人の利用者さんの獲得が必要か?」
が見えてきます。

単価について掘り下げると、訪問看護は介護保険と医療保険に大きく分けられます。

医療保険の単価のほうが高いので、
「医療保険の利用者さんを増やしたほうがいいかな?」
「だとすると、看取りや、難病の方や、小児の訪問に力を入れないと」
といった考えに至ります。
(もちろん介護保険もめちゃくちゃ大事です)

数字をみていく癖をつけると、ステーションの現状や課題が見えやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

こういった数字の話を上司や管理職の方とできるようになると、
「お?なかなか考えてくれてるな!」
という好印象を与えて、キャリアアップの一歩を踏み出せるかもしれません。

頑張りましょう!

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