創作文・未知との遭遇、守護者編
昨日まではいつも通り、何一つ変わらない平凡な日常だった。
わたしは人目を引くような素敵な容姿でもなく、何か素晴らしい特技があるわけでもなく、学校での成績は中の上で帰宅部だった。
ひっそり片思いした相手はいたけど男子と話すのはちょっと苦手で、結局卒業するまで彼氏と呼べる存在はいなかったし、体育祭や学校祭はなぜか何かしらの役員をやる羽目になるという典型的どこにでもいる平凡モブ女子タイプだったのに。
『…守護者…?』
『そう、守護者』
『…しゅ守護者って…?どういう存在な