許せる季節・秋

朝、窓を開けると外がひんやりしていました

洗濯物をベランダで干して
部屋に入ると、中の方が温度が高いと感じる

そろそろと秋が来ましたね

夏生まれなのですが
夏が苦手です

四季の中で、一番好きな季節は秋です
特別いいことがあった訳でもないし
記念日もないのですが
秋っていいイメージがついちゃってます

子供の頃に読んだマンガの影響だと思うんです

わたしが読んだマンガの秋は
セピア色で、少女が、少年がすごく大人びていて、とても幸せな世界に見えたんです

高校生ぐらいだと思うのに
行きつけの喫茶店があって
扉を開けると、カランコロンと鐘が鳴ります
ココアとか頼みます

ココアには生クリームがふんわりのってて

マシュマロ焼いたりして

紅茶の場合はポットででてきて

マスターがいい人なんです

おまけにビスケットとかつけてくれて

厚手のコートはまだ早いので
オシャレな長袖や上着やカーディガン
長めのスカート
パンタロン
ハーフブーツ(紐付き厚底)

服装も夏のTシャツから、ちょっとよそいき感がでています

敷き詰められた銀杏の道を歩きます

服に枯れ葉がついていて
ボーイフレンドが何気なく取ってあげて
それにドギマギしちゃう女子とか

秋は、暑苦しいことをカラッとできる季節だと思います

秋とは関係ないけど、750ライダーというマンガも高校生が主人公なんだけど、大人のマンガでした

自分の世界とあまりに違って
みんなしっかり生きてて
キラキラしてたなあ

秋は、手に入らないものが、ほんの少し
近くにあるような気配がして
期待してしまう
でも、絶対手に入らないまま

冬がくる

分かっているんです

自分が高校生になっても、マンガのような
キラキラしたカッコいい世界ではありませんでした

分かっているけど、やっぱり秋が好きです

読んでいただきありがとうございました