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映画「きみに読む物語」を観て。


原題:The Notebook
邦題:きみに読む物語

監督:ニック・カサヴェテス(2004年)

あらすじ: 家族とひと夏を過ごすためにノース・カロライナにやって来た良家の子女アリー(レイチェル・マクアダムス)は、地元の青年ノア(ライアン・ゴズリング)から熱烈なアプローチを受け、やがて愛し合うようになる。(引用)

感想:人の気持ちは変わるもの。

って言うけど。この意味ってよく悪い方に捉えられがちだけど(好きという感情は一生続かない、とかね)、これってものすごいプラス面でも捉えられると思った。

ノアのアリーへの感情は、日ごとに変わっている。最初の一目惚れ時の「LIKE」の好きから「LOVE」の好きに変わり、「好き」から「愛してる」に変わり、その愛してるはどんどん大きくなってく。いい意味での、人の気持ちは変わって過程。

あの人のこと好きだけど、振り向かれないのであれば諦めようかな、時間が経てば好きという感情がなくなるかもしれないし。とか、あるかもしれない。諦めるも諦めないもの個人それぞれだけども、時間が経てば好きという感情が無くなるかはわからない。むしろ好きが増してくるかもしれない。

だから、誰かを好きになる感情は素直に持っておいたほうがいいと思う。自分ってこんなに人を好きになれるんだって、気づけた時すごく嬉しくなると思うから。人を好きになれるって素敵なことだとワタシは思う。

普段、ロマンス系はあまり見ないワタシだが、久しぶりにこの系統見て泣いた…。前まではロマンス系見ると「自分はこんな素敵な恋愛したことないしこれからもできないんだろうなあ」と思ってばかりで観賞後にすごくやるせない気持ちになることが多かったから苦手だった。

でもこの映画は、なぜだかすごく心穏やかに見ることができた。不思議。

ノアの最後まで純粋で健気な姿に心打たれっぱなし。ここまで真っ直ぐに生きられる彼の精神を支えてたものはなんだったんだろう?

アリーとお母さんのシーン、よかったなあ。自分と投影してしまうのはわかるけど、娘は娘だし、自分は自分だから、人生まで決める権利はない。けど、このようなバックボーンがあってのアリーへの束縛だと知ったら、なんだか憎めない。自由恋愛の難しさ。

ライアン・ゴズリング。こんなに喋る彼を見るの久しぶりかも(「ドライブ」や「オンリー・ゴッド」を見てたから笑)。とにかく優しい顔立ち。素敵だなあ。シュッとしてるように見えて意外と体つきが筋肉質…。

レイチェル・マクアダムス!笑顔が可愛すぎか〜!喜怒哀楽がはっきりした演技がとてつもなく魅力的で好き。

老人ホームでの2人もすごく良かった。アリーの意識が帰ってきたときの2人の言動が、そのまんまで。キスの仕方やちょっとした仕草。愛おしさが溢れ出てて、見てるこっちも2人が愛おしく感じる。

物語を書いてたのはアリーとわかったとき、涙腺爆発。

見た後、とても穏やかで優しい気持ちになれた。好きな人への気持ちはそのまま素直に好きって認識してたいし、それが実るかどうかわからなくても、気持ちがいつか変わってしまうその時まで思い続けてたいし。そして、気持ちの移り変わりをプラス面で捉えていきたい。

人は誰だって、純粋。



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