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五十五一六
2019年2月7日 11:42
朝、ぼくはゆっくり歩いて学校に着いた。足が重い。校門に立っている先生に挨拶をして校舎に入る。あくびをしながら下駄箱の前に立った。昨日図書室で借りた本が面白すぎ、深夜まで読んでしまった。まだ眠い。下駄箱を開け上靴を取ろうとした。そこには、ハートの絵のピンク色の包み紙があった。いっぺんで眠気まなこが覚めた。心臓の鼓動が大きくなっているのを感じる。下駄箱を閉じ、あわてて周りを見回す。誰もこっち