Papershootというカメラに取り憑かれているので語らせてほしい
Papershootという台湾発のカメラをご存知でしょうか.
「令和のレトロカメラ」なんて公式が言ってますが,まさにその通りで,デジタルカメラなのに写りはフィルムカメラで撮ったような質感と色味をしているトイカメラです.
見ての通り,スマホくらいのサイズ感の小さなカメラです.
厚さだけでいうともはや本体はスマホより薄い.
ちなみに,カバーは交換できるのでお出かけに合わせて変えてみるのも楽しいです.50種類くらいあるし,自分オリジナルのカバーなんてものも作れます.
価格はカバーにもよるけれど,標準価格で17280円.単4電池で動き,画像はSDカードに保存されます.
このカメラが私の日々にどんな影響を及ぼしたか.
それは,今現在,写真のほとんどすべてをこれで撮るようになってしまうほどPapershootにどハマりしてしまったということです.
一眼レフでも,デジカメでも,フィルムカメラでも,スマホでもなく,何故このカメラでの撮影にこだわるようになったのか?
今日は実際に撮った写真も紹介しつつ,このカメラの魅力を語りたいと思います.
Papershootとの出会い
私がPapershootと出会ったのは大阪梅田の蔦屋書店.写真集コーナーにPapershootは売られていました.
購入までの流れは上の記事に寄稿させて頂いたので,こちらも併せてご一読頂けると嬉しいです.
ここでは簡潔にまとめると,かわいい見た目と展示されていた作例の美しさに完全にノックアウトされたということにつきます.
私は,「かわいい」と「美しい」に極端に弱い.
こんな色の写真が撮りたかった!!
これがpapershootで写真を撮り始めた頃に写した1枚です.
ちなみに撮って出しです.
少し透明感のある夕焼けの色,フレアのようなノイズ,ビルの反射の光沢感…
正直,息を飲みました.
こんなに理想的な色が撮って出しで生まれるなんて思いもよらなかったからです.
papershootには4色のフィルターモード(カラー/モノクロ/セピア/ブルー)があって,カメラの裏側にあるツマミで切り替えができます.
私はほとんどブルーで撮っており,曇りの日や夕方,屋内はセピアも使うことがあります.
けれどモノクロも撮り出すと楽しい.結局全部楽しい.
暗いところは全然撮れないかと思いきやそれなりに撮れます.
公式サイトによると,シャッタースピードは1/30~1/2000,ISO感度は100~3200らしいです.F値は2.2で固定.シャッタースピードやISO感度はいじれません.全部カメラにお任せ.
不便が楽しい
このカメラにはモニターがありません.Wi-Fi転送機能もついていないので,転送機能付きSDカードを買うか,カードリーダー経由で確認するしかないです.
撮った写真をすぐに見ることができないのは,上手く撮れているのか分からないし,不便に感じる人もいると思います.
けれど,私にとってはその一手間がタイムカプセルを開けるみたいにワクワクするんです.
撮った写真が結果的にボケていても,ブレていても,白飛び黒潰れしていても,制御できなかったそれがなんだか愛おしい.
ちなみに,私はこれを使ってスマホに転送しています.
写真のサイズは1枚あたり2〜5MBくらいなので,サクサクと転送できます.
唯一不便だなあと感じるのは日付が自動的に2000年(一世代前:16MP)か2022年(現在のモデル:18MP)になってしまうのだけど,どうやったら日付調整できるのか知っている人がいたら教えてください…!!
2023/12/27 追記
Papershoot公式が出している時間調整プログラムをダウンロードすることで解決しました(コメントで教えてくださりありがとうございました!)
追加フィルターやレンズで楽しさは無限大
正直,今の標準機能で十分楽しいのですが,実はPapershootには付け替えレンズに撮影モード切り替えカード,動画撮影機能まであります.
https://jp.pinkoi.com/product/db7ChBhF?category=11
レンズは6種類(六角レンズ ,放射レンズ ,マクロレンズ,広角レンズ ,魚眼レンズ ,スターレンズ)があります.
レンズは全種類持っていますが,中々遊べていないので今後もっと撮り溜めていきたいです.
カードというSIMカードくらいの大きさと見た目をしたカードをカメラに挿すと,撮影モードを変えることができます.
チェキ風に撮れたり,カラーフィルターを付けられたりするのですが,個人的に推しなのは多重露光カード.
数秒の間に2枚重ねる必要があるので重ねるものを選ぶのが中々難しいのですが,ただカメラを逆さまにするだけでも異世界みたいなものが撮れたりします.
まとめ
私にとってPapershootは「撮る楽しさ」をより一層教えてくれたカメラです.
日々の何気ない風景,旅先の一枚,世界には美しいものが溢れているということ,切り取る一瞬一瞬に愛着を抱かせるカメラだと思います.
メイン機ではないにしても,サブ機として,あるいはちょっとした散歩に,荷物を少なくしたいお出かけに,ただとりとめもなく撮り歩く日々に.ポケットにPapershootを忍ばせる.
この記事をきっかけに,私が大好きなPapershootに少しでも興味を持っていただけますと幸いです.
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