ビソノテープからビソプロロール錠へ切り替えするときの留意点。

<ビソノテープの概要>
成分名:ビソプロロールフマル酸塩
効能又は効果:
(2mg)頻脈性心房細動 
(4mg・8mg)頻脈性心房細動、本態性高血圧(軽症~中等症)

<ビソプロロールフマル酸塩錠の概要>
成分名:ビソプロロールフマル酸塩
効能又は効果:
1.本態性高血圧症<軽症〜中等症>。
2.狭心症。
3.心室性期外収縮。
4.次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシン2受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者:虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全。
5.頻脈性心房細動。

慢性心不全の時は0.625mgの低用量から開始する。
(錠剤は0.625mgからある。)

<財形変更の時の留意点>
換算比はビソノテープ4mg=ビソプロロール2.5mg。

ただしテープの効果は24時間持続するので、効きすぎに考慮するなら剥がした翌日から錠剤に切り替えるのが妥当。

高齢者は非高齢者と比して血中濃度推移が若干高くなる傾向にあるらしく、過度な降圧や心リズム障害などを避けたいと思うと、少し低用量から開始するの望ましいと思われる。
あと腎機能が低下している患者は血中濃度が上がりやすいので、やはり低用量から開始するのが望ましい。

参考資料:ビソノテープQ&A、各種添付文書

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