選び取る勇気

何かを選びどる、というのは勇気がいることで
ずっとわたしはそれから逃げてきたと思う。

何かを選び取るするというのは、何かを選んで何かを捨てるということ。

捨てるのは凄く勇気がいる。
実は選ぶよりも何倍も勇気がいる。
だって、もう2度と手に入らないかもしれないから。

選ぶだけなら簡単だ。
でも選ぶということは何かを、選ばないということ。

2個のメニューからおかずを選ぶなら、わたしは簡単にする。
きっと明日も来ると、何も考えずに思っているから
どちらが好きなメニューでも、どちらかを明日食べればいい。

でも、今日しかないなら?明日は来ないとしたら。
片方のメニューは永遠に食べられないかもしれない。

そういうメニューの選択のように、人生の選択のときに
わたしは、決めてこれなかった。

例えば、AとBの定食のどちらかが本当は食べたいのに、
そば好きに思われたいから蕎麦を選ぶとか、
うどんがたくさん用意してあるように見えるからうどんとか

周りに合わせて空気を読んでいるふりをして選んでる。

本当は、自分と向き合うのが怖かっただけ。
自分と向き合って選んだ答えが、間違っている道なのが怖いだけ。
選んだ道で失敗するのが怖いだけ。

彼のことも、わたしは本当はちゃんと選んでいない。
選んでもらったの。
そして、そのことで彼はずっと不安に思っていると思う。

選んでもらって、わたしは与えられているだけかもしれない。
幸せを。

選んでもらって、主体的じゃない私と一緒に幸せになる道を模索してくれる
彼のために、私も彼と幸せになる道をつかみ取らなくちゃいけない。

ちゃんと、自分と向き合って自分のためになる選択を
逃げずにしなくてはいけない。

彼氏が我が家に泊まりに来る。
それを、提案することはじつは、ちょっと
そういう幸せになるための何かを選んだ結果なのだ。

うまくいくかは、ちょっと不安。
でも、失敗してもうまくいかなくても
この道を進んでしまうだろうという覚悟が少しずつ出てきた気がする。

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