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新しい相棒

口から食べられない娘との生活に欠かせないキッチン家電、それがブレンダー
たまひよ的な育児雑誌の記事を参考に、なんとなく選んだブラウンのブレンダーに天寿の気配が見えてきた

それもそうだろう

ペースト食を導入してからあらゆる食材をペースト化してくれて、その頻度や使用時間は一般的な使用時間や回数を大きく超過している
特に、エネーボを使わず3食全てペースト食を注入するように食生活を改めてからは、ブレンダーの疲労の色が濃い
攪拌に時間がかかったり、いつもとは違う音がしたり、本体が熱を持ったり‥

あの異音は、疲労を訴える悲鳴のようなもの
いつか断末魔に変わってしまうかもしれない

そんな中、我が家にやって来たのが旭株式会社様による『スーパーブレンダー TINY PRO&HOME』


隣のオーブンレンジよりも背が高い

小さい方を選んだとはいえ、最初に見たとき、その威圧感のあるサイズ感に驚いた
やっぱりもう少し小さい方が‥と思ったけど、使ってみると大正解

繊維残りがしやすい葉物野菜の軸の部分や鳥ささみ、麦ご飯なども綺麗にペースト化してくれるので栄養豊富だけど扱いにくい食材も扱えるようになった
しかも裏漉し不要なほどなめらかで、2食分をまとめて作ることも可能だし、私のやる気さえ伴えば各種食材の作り置きを用意して、いざとなったら解凍して混ぜるだけで食事の準備が完了する

QOLは確実に上がった

もちろんデメリットもある
これまでのブレンダーはサッと水で汚れを落とした後で食洗機にINが許されたが、新しいものは性能的にもサイズ的にもそれを許してくれない

使用後には毎回、分解して手洗いして乾かして使用前に組み立てる
パッキン1つでも駄目になると使えないというプレッシャーはあるものの、このあたりは上手い方法を探っていきたい

また、性能の良さへの無条件の信頼から、ペースト化完了したかを確かめずに注入した結果、あの頼れる刃から逃れた食材が胃ろうを詰まらせそうにもなったこともある
こちらも慌てず落ち着いて油断せず、対処する方法を会得していきたい

それでもキッチンの少ないスペースを占有しているこの人が、娘の減ってしまった700g分の体重を元に戻し、更に大きくしてくれることを信じている


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