『ライトハウス』おかわりっ!

日常系アニメの二期みたいなタイトルですみません。
二回目見てきた。というのも、映画評論家の町山さんの解説も上映されるとのことだったので、良い機会かなと。

一応一回目を見た後にいろんな方の記事を読んで、あれはこれのオマージュで、このセリフもオマージュで、これには元ネタがあって……といったことを一通り勉強しました。比喩表現の表しているものとか。

で、そのうえで。
やっぱりわかんねえんだよな~~~!!
分からないを全力で受け入れる映画です。
町山さんも「わけが分からないですよね笑」って言ってたからいいんです。

不思議なもので、知っていたはずの2人のトーマス事件とか、エドガー・アラン・ポーの短編とか、ギリシャ神話の話とか。文字よりも声のほうがすっと頭に入ってきた。それにしても、プロテウスとプロメテウスは文字にしろ耳にしろまどろっこしい。海の神といえばポセイドンのイメージだし三叉の槍が云々みたいな台詞もあった気がするけど、あの武器自体が海っぽいイメージ?
知らなかったのは、灯台の中の光がなんだったのか、ということ。読み落としかもだけど。こればっかりは聞いた瞬間鳥肌が立ちました。見に行ってよかった!
ネットで拾った「男性性」「女性性」の話とか、灯台が何のメタファーとかは話されなかったので、これはあくまでも推測の範囲なのかな。

あと全然関係ないんですけど。
ある程度の映画は二回目を見に行ったときに頭の中でストーリーを再生して「次こんなシーン」「誰誰がこういうセリフを言うとこういうことが起こる」とか思いながら見るんですけど、ライトハウスは全然できなかった。
頭の中で大まかなストーリー(灯台に行く→仕事する→カモメ殺す→嵐来る→おかしくなる)は分かってるんだけど、細かい部分の整合ができていない。私も狂ってしまっているのでしょうか。
こんな経験初めてだから怖くなってしまった。不思議な魅力を持つ映画です。

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