愛する故の『スーパーノヴァ』

すみません。
もう、考えると泣いてしまうのでいつも以上にまとまらないです。ごめんなさい。
人生で一番泣いた映画。タイタニックとかより泣いてる。
開始15分くらいからほぼずっと泣きっぱなしでした。申し訳なかったです。うるさかったかな。すみません……涙が止まんねえんだ……

ゲイカップルであるサムとタスカーの2人が、車で旅に出る。ただ一つ違うところがあるとすれば、タスカーの体を病がむしばんでいるということ。
最初から最後まで、ある意味では「それだけ」です。
めちゃくちゃ大きな山場があるわけでも、何か下げがあるわけでもない。（勿論、ここに書いてはいない2人にとって大切な事件は起こりますが）
それが、良かったのか悪かったのか。賛否両論あるところですね。

あたしはーーーーーー！！！！！
それがすごく良かったんだーーーーーーーー！！！！！！！
本当にーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

だって人生って「そう」だから。
この話は、サムとタスカーの人生の話なんですよ。彼らが人生の終着駅を、どこにするか、そういうことなんです。また涙が出てきた。
そこに、性別も年齢も関係ないじゃないですか。愛する人と人。それだけなんだよ。愛ってそういうことだろ？と思ったんです…………。

20年来のパートナーである2人は旅の道中に衝突してしまうんです。
でもその衝突は、お互いがお互いを想い合って、愛しているからなんですよ。どっちも正しいし、どっちも間違っている。どの選択肢を選ぶにしても、どちらかが折れて条件を飲むことになる。救いはないんですか？人生に救いってないんですか……？
正直エンディングには納得いっていないと言うか、創作なんだから2人が納得した幸せの形で終わってほしい、と思ったんですけど、いや、もう……助けて…………そうやって考えて、上映終わってからもう7時間くらい経つんですけどやっぱり泣いてしまう。
私は認知症で忘れられる側にしかなったことがないので、忘れる側の恐怖は計り知れない。そして私がこれから忘れる側に回ったら。どんな選択をするのだろう。そうやって考えてしまいましたね。タスカーの気持ちも、分かってしまうんだ。

お話についてはそんな感じ。
映像も音楽もとにかく綺麗で涙。
スーパーノヴァというタイトル通り星がキーになっている。スクリーンにじわじわと星が映し出されていくのが綺麗なんですよ。これはテレビよりも、スクリーンの大きい画面がいいと思う。
そして音楽。サムがピアニストなので、音楽は大事なんです。
それがメトロ劇場の音響で聞ける。大泣き。これは、もう、大泣きです。あ～～～～～～！！！！！
メトロ劇場～～～～！！！！公開してくれてありがとうございます……2か月くらい、どこかで上映されないかなって楽しみにしていたので…………よかった…………ありがとうございます…………

ありがとうメトロ劇場 pic.twitter.com/Vo2jxedi9l

— 五十嵐ミドリ (@50arashi_mdr) August 15, 2021

そのまま戦メリ見た。スーパーノヴァの中でHeroesが流れてたのでウワーーーってなった。
で、戦メリは、一回目に見たときと同じ場面で必ず泣いて、それ以外でも何度かほろりとした。あと、一回目は怖くて見られなかった切腹シーンもちゃんと、見ました……。
本当は、スケジュールが合うのであれば毎日見たいのだけれど、今日しか無理でした。お昼だったから。レイトなら毎日行ってたな（怖）。その分、グッズを……あの……いっぱい買ってしまいました。大きくて着れないサイズのTシャツは、あ～～～～タペストリー代わりに～～～～～い～～～～～します。
そもそも、もう二度と劇場では見られないんだって思ってたから、見れただけでも奇跡。8月15日という日に見たことは大切だった。私は、戦争は間違っていたと思います。高校の時、日本史の先生（定年間近のおじいちゃん）が言っていた「日本は、天皇というただ一人を守るためだけに大勢の国民を犠牲にしたんだ」という旨の発言を、毎年思い出します。
それにしても、B2ポスター、でか……本当は複数枚ほしかったですけど、できるだけ沢山の福井映画人にいきわたりますように、一枚にしました。ポストカードは、デスクに飾ってもいいなあ……マイラブ…………。

今日は本当に、やりたいこといっぱいいっぱいやって最高の日曜日になりました。明日から学校もバイトも、がんばる。もっとも～っと、たけもっと。