『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』

死霊館見た。シリーズものなのを知らなかったです。そうだったのか……他も見たいなあ。
知人から「音が結構怖い」と聞いていたので、びっくりが特に苦手な私は耳をふさぎつつ目を細めつつ……といった感じで見ました。ホラー好きに怒られそう。私はホラー好きというよりオカルト好きなんですよね……。
忠告があって良かった。びびりは。グロテスク度は控え目で安心しました。でも流血苦手だから結構目を逸らしちゃったな。

本当に怖いのは悪魔じゃないんですよ。という話。

オカルト好きをやっていると、悪魔関連の話は結構見聞きしますよね。
例えばエクソシストの元ネタとか。
私は悪魔を信じているというよりは、そういうことにしないと片付けられない物事が存在しているのではないだろうか?と思っているんですね。
オカルトの面白いところは、サイエンスの発展した21世紀ですら、説明のつかないところなんです。科学の及ばない範囲がある。人間がどう頑張ってもたどり着けないもの。そういう部分がしっかり描写されていた。崇拝、儀式、呪い、どれも非現実的でありながらどこかに「そういうものもあるかもしれんよなあ」って思える要素があったりしませんか?日本だとちょっと非現実的でしょうか。でも、今でも丑の刻参りする人もいるし、呪物もあるし、それで困っている人もいるんだから。

人智の及ばない部分に対して人間が立ち向かっていくのがいい。
ただ恐ろしいだけというよりも、それをなんとかして根本から断ち切ってやる、という映画でした。アクションだと言っている人がいた。確かに、アクション映画でしたネ。IMAXで見たらやばそう。

あとはですね、絶対にエンドロールの最後まで見た方がいい。見ると言うか聞くと言うか。めちゃくちゃ怖かったので。
イヤホンで同じ音楽を聞いても恐ろしいだろうけれど、映画館の音響+複数のスピーカーというのがね…………とても良かったですね。
大衆向け映画だからか、早めに出てっちゃう方が多くて残念でした。

どうでもいい話。
中盤で、カルト教団の呪物が大量に収蔵された場所が出てくるんですが、私の好きなオカルト関連の人って大体呪物とかお守りとか石とか収集してるから、「いつも見てるなあ」が勝ってしまった。気持ち悪いとか思いたかったね。

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