kodemariko

子どもの頃のことや、日常のふとしたことを記録したくなりました。

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ズル休みじゃないんです

体調が悪くて仕事を休むことにした。こういうとき、職場に連絡をすることが本当に苦手。「嘘だな」と思われたらどうしよう、と考えるのだ。 周りの人は色々な事情で休む。フォローは結構大変。休まない私の有給はちっとも減らない。私だってたまには休んだっていいのだ。それでも欠勤連絡はどきどきする。 なぜだ? あの人、今日はズル休みだ。そう思うときがある。 だから私の休みも同じように思うだろうと推測する。 なんだ、1番やな奴は自分だ。

    • 母の人生だから

      80代の父は暴言のひどい、人として尊敬するところのない人間だ。 今は自分で動けるものの、失禁なども加わり人の手無しには暮らせない。そんな父と母は二人暮らしで、母に電話すると度々愚痴を聞かされる。 子どもたちとしては当然施設に入れた方がいい、資金は援助すると伝えている。 しかし母は、施設に入れないという。父の残された身内は、遠く離れた地にいる認知症の妹だけで、ほかには皆いなくなって可哀想だから、と言う。80を超えているのだから、身内が少なくなっても当然のような気もするが、

      • 年賀状じまい

        今年は大学時代の友達数人に年賀状を出すことをやめた。年賀状だけで繋がっていた人たちだ。 毎年、私が出して、向こうから来るのは3日とか4日とか。 年賀状が来たから出すという義理だけなのはわかっていたが、毎年どうしたものかとそのままにしていた。 今年は、親の喪中欠礼のお知らせがとても多く、そういう歳なのかとなんだか気持ちが暗い方へ引っ張られていたのだ。 このまま惰性で年賀状を送り合っていると、たいして深くない関係の人たちの、病や訃報なども入ってくることを避けたかったのもある。

        • あいさつはすてき

          あいさつをするという基本的なことを教わらないまま都会の大学生になってしまった。 「よいお年を!」なんて始めて言われた時には、心底驚いた。 いやもちろん、言葉としては知っていた。それまで読んだ本の中にも、観たドラマの中にもその言葉はあった。 しかし、実際に、現実で聞いたことはなく、ましてや言ったことなどなかった。 言う人にも出会ったことがなかった。 「よいお年を!」に本当にとまどって、返す言葉が出てこなかった。 本当にこんなこと言う人がいるんだ、と驚いた。 次は年明けに、

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        ズル休みじゃないんです

          いい子にならなくちゃ

          私は大事にされなかったなあ、と今さらながらに思う。 私が生まれたのは田舎の中堅どころの農家で、私は三姉妹の長女。 私の父は二男だが、長男夫婦は子どもに恵まれなかったので、父と母が養子として迎えられ、長男夫婦の子どもになった。 戸籍上の曽祖父母、祖父母、両親、三姉妹、の9人家族。 夜になると、私は祖父母、上の妹は曽祖父母、下の妹は両親と眠りにつく。 おまえが、この家の跡を継ぐのだとくり返し言われて育った。 農繁期には私だけが手伝わされる。 妹たちが泣くたびに怒られるの

          いい子にならなくちゃ

          ちょっと待って、お父さん

          父があるサイトに登録するのを手伝ってほしいと、説明書を持ってきた。 わたしが、どれどれ、と説明書を見ているそばで、父は、ひとりでどんどん入力していく。 「待って、まって。」と言うわたしを尻目に「アドレスってなんだ?パスワードってなんだ?」とサイトを行ったり来たり。 あんのじょう。やっぱり。当然。ロックされて、明日に持ち越しとなりましたとさ。 これ、何回もなんかいもやってるけど、人に聞いておいて、どうして勝手に進めるのだろう。

          ちょっと待って、お父さん

          きちんと髪の手入れをする

          自分の癖毛が大嫌い。雨が降ったらチリチリになるし、細くてふわふわしてるし、最悪。 と思っていたわたしの髪。 SNSで美容師さんが発信していたことを試してみた。 洗う前にトリートメント。 丁寧に洗ってすすいだら、トリートメントをして櫛でといてから、揉み込む。 ヘアミルク。 翌朝ドライヤー温風、冷風をしてオイル。 それをしていたら、髪が本当に落ち着いてきた。 今も雨の日はちょっとやな感じだけど、髪をとかせばなんとかなる。 手入れって大切。

          きちんと髪の手入れをする

          産まれたての匂い

          初めての出産。 産声を聞きようやくほっとした。赤ん坊は看護師さんの手できれいにされ、生まれたばかりの我が子を胸に抱く。 やっと生まれた感謝とともに、なんともいえない独特な匂いを感じた。 出産から数時間後、痛む体をひきずってトイレに行き、悪露の始来をした。 さっき抱いた赤ん坊と同じ匂いがした。 その時、あの子はたしかに、わたしの子だ。わたしの体から産まれ出たのだ、心からそう確信した。 今も時々その匂いを記憶から取り出すことができる。

          産まれたての匂い

          オーセンテックバー オーセンティックには「本物の〜」という意味があり、このタイプのバーにはお酒の専門的な知識とカクテルの技術を持つバーテンダーがいます。 行ってみたい

          オーセンテックバー オーセンティックには「本物の〜」という意味があり、このタイプのバーにはお酒の専門的な知識とカクテルの技術を持つバーテンダーがいます。 行ってみたい

          そういうところ

          芸術を査定する番組を夫と2人で観ていたときのこと。 わたしが「この番組あんまり好きじゃないんだよね。」と口にした。夫は「こんなにすごいのに、感動しないの?!」と言う。 何気ない一言だけど、夫のこういうところが苦手だ。 言外に、この芸術の素晴らしさを分からないお前は愚かだ、と言われているような気になる。 考えすぎだろうか。そんな受け取り方をするわたしの心が狭いのか。 「すごいの見せてもらえるから、自分は好きだよ。」なら気にならないのに。

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          へパーデン結節

          2年前のこと。秋頃、左手中指第1関節のわきに水ぶくれができた。 初めはとくに痛みもなかったが、除々に水ぶくれが大きくなり、痛みもひどくなってきた。そのうちに痛みがどんどんひどくなり、どこかに指が触れると、とびあがる程痛くなってきた。 医者嫌いのわたしも、これはさすがに病院かと覚悟を決めた。 そこで初めて「ヘパーデン結節」という言葉を聞いた。 特に治療法はないとのことで、テーピングをして凌いだ。 痛みのピーク時は10日間ほどだったか。痛みには強いという自負があったが、そ

          へパーデン結節

          自分が偉いわけじゃないけれど

          会社の後輩。仕事が遅い時、どうしてあげたらいいのだろう。 教える時は、わたしなりに丁寧に伝えたつもり。 それこそ、言ってみて、手本を見せて、やってもらって、もう一度注意点伝えて。わたしなりのコツだって教えた。 でも遅い人に限って、「自分なりのやり方」をやる。 教える側からすると、自分が仕事をする時間を割いて、しかも自分が試行錯誤して編み出した技みたいなことも伝えたのに、初めからそれを無視されるのは哀しい。 とりあえずは教わったやり方をやってみる、というのが教わる側のマ

          自分が偉いわけじゃないけれど

          家康 観ています

          いい記事だった 吉田鋼太郎がどこかで話したエピソードが好きだ。(正確ではないかもしれないけど) 吉田鋼太郎の舞台についてあれこれ尋ねてくる松本潤に、お酒が入っていたこともあるのか「うるさい。アイドルはうちに帰って踊ってろ。」 それでも、舞台装置のこと、演出のことをしつこいくらい尋ねてきた。 こうやっていろんなジャンルの舞台を観て質問を繰り返し、自分のものにしていったと。 バラエティでは案外不器用でヘタレなのに、ドラマや歌で映るのはキラキラ王子様。 陰でどれだけの努力を

          家康 観ています

          ほしい手帳

          日々の予定は、リマインドが欲しいのでスマホのカレンダーアプリに入れている。ちなみにGoogle。 カレンダー上で一カ月見れるのが便利。 後で検索もできるのもやっぱりありがたい。 でもちょっとしたtodo、銀行に行くとか絶対大根買わなきゃとかまでカレンダーアプリに入れると見づらいし、こういうのはずっと残す必要もない。 そういう日々の予定は思いついたらリマインドダーアプリ。 「Hey Siri」で入力できるってすばらしい。 だけど、何か考えるとか、予定を立てるとかそういうこ

          ほしい手帳

          なんということない休日

          朝ゆっくり起きて、洗たくと掃除を終えると、特に予定のない休日。 夫が近所の大きなイチョウを見に行かない?と誘ってきた。 車でほんの数十分のところにあるお寺に、そのイチョウがあるという。 ふだん着のままで出かけようかとも思ったけれど、履きたい靴には今身につけているスカートでは少しおかしい気がして、別のスカートに着がえた。 化粧はいつも夫が運転する車の中と決めている。 出かけようと決めて十分後には車の中でリップクリームをぬっていた。 近所なのに今まで行ったことのないお寺で、参

          なんということない休日

          実は翻訳してます

          子どもの頃から何度も読み返した本、「赤毛のアン」 「想像の余地がある」 「曲がり角の先に何があるかわからないけど、きっといいものに違いない」 そのことばに励まされた。 ある時、赤毛のアンの原作が著作権切れになっていることを知って、訳してみようと思い立った。 冒頭のリンド夫人の住まいの説明。ここからして難しい、と思うほどのわたしの英語力。かなしい。 中高大と学んだはず。自分の不甲斐なさを棚に上げるが、ほんと日本の英語教育はどうなっているのやら。 これだけ時間をかけてい

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