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サルビアの魅力~古典と新派のバリエーション~

ガーデニングで、夏の定番ともいえる「サルビア」。

青いサルビアの流行

近ごろは、サルビアというと青いお花をイメージする方が多いかもしれません。青系のサルビアは、宿根草として人気があります。もちろん、我が家にもいくつも植えています。ブルーといっても、色味はさまざま。淡い水色系から濃い青紫まで幅広くあります。

ローズガーデンなどでは「サルビア・ネモローサ・カラドンナ」がよく使われています。この品種は、花穂がすっと高く立ち上がり、花後も茎が濃い紫~ブラック系の色で観賞価値があります。キュっと引き締まった景観を作ってくれるため、重宝されています。

赤いサルビアの思い出と魅力

私にとっては、サルビアといえば赤い花です。子供の頃(なつかしの昭和)、夏には母が花壇に植えていた赤いサルビアが咲き乱れていました。

調べてみると、「サルビア・スプレンデンス」という品種でした。

黄色みを帯びた鮮やかな緋色の花は、葉の緑とのコントラストが鮮やかで、真夏のエネルギーを感じさせます。

真っ赤なお花の、「唇形花」と呼ばれる出っ張った部分を引き抜いて、蜜を吸ってよく遊びました。それほど強い甘さではありませんでしたが、「お花の蜜を吸う」という行動がファンタジーのようで楽しくて、ほんのりと甘い思い出として今も心に残っています。

サルビアをクラシック音楽風に表現すると

この赤いサルビアは、私にとって「サルビアの古典」です。クラシック音楽でいえば、音楽の新約聖書とも呼ばれるベートーベン。新しくはないけれど、いつまでも古びない、基本かつ原点となる存在です。

かたや、ブルーサルビア、流行りのネモローサ・カラドンナなどは、5~6年前から取り入れはじめたもの。私の中では、後期ロマン派、あるいは近現代の位置づけです。ショパン、ドビュッシー、はたまたカプースチンのような存在です。

ニュアンスカラーのサルビア

今年、初めてニュアンスカラーのサルビアを見つけました。ホームセンターで夏花壇向けの苗を探していた時、赤いサルビアの横にダークパープルやモーヴ色の苗が並べてありました。

これらの色は赤いサルビアと同じ「サルビア・スプレンデンス」の品種ですが、あまり見かけません。とてもレアキャラなのに、お値段は赤いサルビアと同じでした。

これは!と思い、その場にあった全色をカゴに入れて大人買いしました。

こんなに素敵なニュアンスカラーたち

ニュアンスカラーは、寄せ植えに使うと非常にオシャレです。

アンティークカラーのペチュニアと合わせてみました。

ダークなコリウスも一緒に
モーブなサルビアが素敵


ダークパープルは引き締め役としても活躍します。

ダークパープル系

ブルー系のサルビア、ブラック系のコリウスと合わせるとグッと落ち着いた雰囲気に。気に入っています。

大人シックな寄せ植え

トレニアのカタリーナのブルーリバーと合わせても涼し気で美しい仕上がりになりそうですね。

このニュアンスカラーのサルビアがあれば、ひと味もふた味も違う夏花壇を演出できそうです。

おわりに

すっかりニュアンスカラーのサルビア・スプレンデンスのとりこになってしまったワタクシ。もっと増やしたいと思っているのですが、苗はあまり出回っていないので、ネットで種を注文してみました。

今からまいて、ちゃんと育つでしょうか?
物は試しでトライしてみます。

種まき後の様子は、またお知らせしますね。

今年はサルビアの原点回帰!
スプレンデンスのバリエーションで、夏を彩りましょう♪

これは何と合わせよう?

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