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なんでもあり、いつ何が起きてもおかしくはないこの世界に、境界線は必要ない。

 境界があるから中和できずにいる。それがこの世界のこれまでの在り方だ。一度立てられたベルリンの壁が崩壊することになった理由は、壁は必要ないと判断されたからだ。

 では、国境もなくしたらどうだ。土地を占領し、国作りのために他の領地を侵略し、現在に至っている。過去のあらゆる過ちを悔いているのなら、国境を無くして、各国の歴史上の黒い部分や憎悪を中和したらどうよ。

 アフガンを選挙したタリバンだって、早い段階で国境のない世界に移行していたならば、一国を奪おうなどという考えには至らなかったに違いない。

 人類はこの地球上のどこに行くことも自由である。パスポートも必要ない。そういう世界にしたらどうだ?人間同士が殺し合った戦も戦争も、実は何の意味もなかったということを悔いるべきで、英雄などと宣うべきではない。

 戦った先祖があったからこそ今がある、そういうキレイゴトを言うこともできなくはない。しかしそれ以前に、もっと前から、争わなくても統治する道を、争わなくても海外との交流の道を模索することは可能だったのではないかな。

 中には、口減らしのための戦争や虐殺なんてものも多く起きていただろうけれども、そういう無数の犠牲の上に生かされていることに感謝すべきだと言うのは違う気がする。

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