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◆北朝鮮とロシアが手を組み「正義は必ず勝つ」と

 すごくタイムリーな一枚。昨日書いたnoteにピンポイントで関係するこの二人。

両者が掲げる正義は、彼らにとっての正義であり、彼らを批判する国々の人々にとっては悪以外の何物でもないわけだが、何が正義で何が悪であるかを論じたところで永遠に万人が納得する着地点が見つかることはない。

 昨日の投稿をしてから数時間以内に3名の方がフォローを解除したみたいだが、おそらくは性的マイノリティに関する表現がお気に召さなかった様子。

 これを正しく認識できなければ、〇〇マイノリティという言い回しを振りかざして、全世界の人々が無数の〇〇マイノリティへの理解を求めるばかりのカオスな世界へと向かうことを受容することになり、それは同時に、争うことを受容する世界に向かうことも受容することになる。

 正義への理解を求める行為というのは、分断を加速させる最良の手段となり得る。やっぱり人間は争うことを求めているのかもしれない。

 格好良いけどね、何かを守るために正義を振りかざして戦うことは。漫画やアニメの世界では、ほとんど理想に近いレベルで美化されているけれども、本当に正義というものの本質を理解している人たちは一体どれほど存在するのだろうか。

 干渉することによって引き起こされる摩擦熱により、必ず誰かが苦しい思いをすることになる。勝つことこそ正義、負けたほうが悪い、弱いものには何の権利もない、そうした弱肉強食の概念こそ正しいと思い込んでいる以上、戦争のない世界なんて未来永劫訪れることはないのに、きれいごとだけはしっかり言うんだよね。

 核の保有、製造、持ち込み反対はするものの、他国や他人の掲げる正義についてはしっかりと批判して自分たちの正義を掲げている。やっていることは完全に矛盾していると言える。

 人類が争うことから逃れられない最大の要因こそ、正義という猛毒。多くの犠牲を払ってまで維持すべき人類文明に一体どれほどの価値があるのか。こうして自滅していくのかもしれないね。知的生命体としては最も進化した人類も、言うほど頭が良いわけではないらしい。

 それでも、世の中では優秀な人間を育て求め続けている。厄介なのは、そうした優秀な人間たちが正義という猛毒に侵されること。かつてのオ〇ム真理教の地下鉄サリン事件も、某有名大学出身者が何人も関与していた。

 優秀さという振り子は、善にも悪にも触れる。自衛隊員のマルチ商法関与で逮捕者が続々と出ていることも通ずる。表向きの肩書はラベリングに過ぎず、実態は悪に染まっているケースは珍しくはない。にしても、税金で飯を食っておいて、それに留まらず詐欺事件に関与するとはとんでもない悪人だ。そこには一体どんな正義があったんだろうか。

 皆さんは、正義についてどのように解釈する?クソ真面目に考えてみるといい。正義を掲げる本人の心情は、誰が掲げても一方的な言い分、一方的な理屈でしかないことがよくわかる。

 だから、この世界に、正しいことなんて一つもないんだよね。正しいと思いたいがための理由付けはいくらでもできる。法律、常識、条例、マナーなどあらゆる決まり事を前提にすれば何が正しくて何が間違いかは分別しやすいけれども、そんな決まり事なんかどうでもいいと思っている人間が掲げる正義には一切通用しない。正義の厄介な部分はそこよね。

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