転職の面接で一番見られるところってなに??

こんにちは。ShiShi-maiです。今日のテーマは面接です。

15秒くらい下の記事を読まずに、テーマについて、考えてみてください。


どうでしょうか?

志望動機?熱意?業務実績?清潔感?しゃべり方?・・・・・??

・・・・どれも正解です。ただし、これまで転職面接を経験してきて、必ずしも上記の要素が決定要因になるとは思っていません。※でも非常に重要な要素なので、どれかが欠けても成功確率は下がると思います。。

私の経験上、特に転職面接で重視しているのは、「ストーリーの一貫性」「企業が求める能力の一致」だと断言できます。

「・・・なんだよ、Shishi-mai、当たり前なこと言ってんじゃねーよ」

ごめんなさい、けどそれほど重要であり、意外とみんな出来ていないところなので、強調させて下さい。

皆さん思い当たる節があるのではないでしょうか。

【面接前】志望動機は必死にHPから情報を調べてきて、練りに練って作成していた。やりたいことも、HPで必死に調べてきて、頑張って作った。これだけ調べてきている奴は私以外にいないはず!絶対に面接官を唸らせてやる!

【面接後】なんか、、反応イマイチだったな。企業のこと調べてきたアピールしてきたけど、、手ごたえ無いな。。。

残念ですが、どんなに根性で頑張っても、報われる可能性は低いです。。。原因として大きく2つ、①過去から現在、そして未来にいたるまでのストーリーに一貫性がない→故に納得感がない、②求められる能力の不一致→ウチに入らなくてもいいのでは、、。具体例を出しましょう。

【例】Aさん:新卒で人材会社に入り、その後転職を経て、専門商社にて農産物の輸出入ビジネスに従事。現在の業務領域の規模縮小に伴い、ソフトウェア業界への転職検討。いまSaasビジネスを展開するB社の面接に向けて対策中。

【①ストーリーに一貫性がない】

これまで人材紹介ビジネスや輸出入ビジネスやってきたけど、なんかピンとこないな。いまソフトウェア業界は伸びている業界だし、給料もアップするし、キラキラしてるし!なんか良さそう!

(※もしかすると、転職1回目で、かつ若ければ通用するかもしれません。。)

【②求める能力の不一致】

人材会社や専門商社では営業やってきたし、ソフトウェアでもその経験生かしてやる!とにかく目の前のお客さんと関係構築して、気に入られてバンバン売り込みまくってやる!

(※こちらも若手や企業フェーズによっては、良いかもしれません)


どうでしょうか。良い例かどうかは置いておいて、事実上記のような話の組み立てを行う人は一定数います。けれど上記は誰もが本音の部分で思っていることかもしれないので、それ自体は悪いとは思いません。

問題は面接でこの組み立てで臨んでしまうことです。

具体的に見ていきましょう。


①ストーリーに一貫性がない

面接官からしたら、Aさんは様々な業界を経験してきているため、どういう軸で仕事を捉えているのか分かりません。複数業界を経験した場合、単純な興味や関心だけでは面接官には響かないため、興味を持った理由や出来事、そして更にその奥にある根幹部分を全て一貫して伝える必要があります。

(・・・・?? そんなこと誰でもわかるし、どうやるんだよ。それがわかんねーのに。。。)

大丈夫です。私も最初は全く分かりませんでした。

私の考えですが、どんな業界の仕事、職種でも見方を変えればみんな素晴らしい経験をしており、また共通して発揮できている強みがあるはず、ということです。そのため、一貫性を作り出す作業としては、まずこれまでの経験の中で共通する強みや考え(軸)を探し出さなければなりません。

ストーリーの一貫性とは、これまでの経験の共通項を見つけ出す作業に他ならないのです。

その上で、Aさんを見ていきましょう。

Ⅰ業界:人材業界→輸出入ビジネス→ソフトウェア

Ⅱ職種:営業

Ⅰ業界についてみていきましょう。人材紹介や輸出入ビジネス、そしてソフトウェア業界、、、どんな共通項があるのでしょうか。

→これは私の考えですが、「新しい価値やサービス機会を生み出す」という点で共通しているのではないでしょうか。

人材紹介では、新しい活躍の場を提供することで、企業は外部の力を得ることが出来、事業拡大や新規事業を生み出すことが可能になるかもしれません。

輸出入ビジネスは顕著で、農産物を需要地に送り届けることで、そのビジネス機会創出に貢献する、という見方もできます。

ソフトウェア業界も近い文脈で話せると考えていて、これまでにない新しいテクノロジーをお客様に提供することで、効率化やそれに伴う余剰リソースを本業に充てることが出来るので、事業拡大や新サービス拡大に配置することが出来ます。

Ⅱ職種についてみていきましょう。営業はまさにお客様の最初の接点になるポジションであり、お客様への価値提供やお客様の将来を形作る重要なポジションかと思います。

実際の面接では、これまで経験した業界において話せるエピソードを用意しておくことをお勧めします。

②企業の求める能力の不一致

ここでは企業研究が活きてくるはずです。商材やサービスがどういう性質のものなのか(有形か無形か、高単価か低単価か、サブスクリプション型か売り切りか等)、どの領域が主力事業か、今後力を入れていく領域事業は何か等

Aさんはこれまで深耕営業がメインであり、お客様と長期的に関係構築を図りながら、売り上げに繋げていくスタイルのように感じます。

一方B社(Saas系企業)は深耕よりも狩猟営業スタイルが求められていることが予想されます。

Saasモデルはサブスクリプション型ともいわれ、お客様に継続的に製品やサービスを活用頂くことで収益の確保が可能になりますが、事業拡大を図るうえでは、新規のお客様を次々と獲得する必要があり、まさに営業はその能力を求められているはずです。

では、Aさんの能力はB社では活かすことは出来ないのでしょうか。

答えはノーです。

Saas企業にはあらゆるポジションが存在しますが、このビジネスモデルの根底はお客様の成功があり、お客様に利活用頂くことが最重要になります。

そのため、深耕営業で関係構築できる力は、お客様の利活用を支援するカスタマーサクセスで活かされるのではないでしょうか。


【まとめ】

沢山の事を記載しましたが、転職における極意は面接官の納得感であり、その納得感を構成するのは「ストーリーの一貫性」「求める能力の一致」です。

もちろん特別な事情があり、転職を余儀なくされた、●●という経験をしXXという想いがあり転職を希望する等、答えは一つではないと思いますが、根底の想いや考えをブレずに持っておくことは非常に重要だなと思います。


何か気になる事や相談があればぜひぜひご連絡ください。




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