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【コラム】アメリカの子育てで気を付けていた2つのこと


【長崎での暮らし】

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こんにちは。中島葉子です。
初めましての方のために、簡単な自己紹介を
したいと思います。

私(専業主婦・ときどき出版翻訳者)
夫(会社員)
長女(受験生)18歳
次女(中学生)14歳
長男(小学生)12歳

2013年4月、夫がアメリカのミシガン州に 転勤が決まり、同年7月、私と子どもたちも帯同しました。
そして、2020年8月、帰任予定が来春の夫より一足先に私と子供たちだけで本帰国。


現在は、長崎の実家にて、7年ぶりの日本生活を満喫中です。
         

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       毎日見える夕焼け



【求めすぎない】

教育方針というと大げさですが、アメリカの子育てで私が心がけていたことをふたつだけ。

ひとつめは、「求めすぎない」こと。


せっかくアメリカに住むのだから、英語はペラペラ、日本語もキープして、完璧なバイリンガルになってほしい!

私は、そんなふうに望んだことがありません。


とはいえ、
アメリカに住むのだから英語はある程度できるようになるだろうし、日本語は多少めちゃくちゃになるだろう、
くらいには思っていました。

それは、自分自身がそうだったからです。

子どもの頃、アメリカに住み、英語を聞き、英語を話し、英語で学び、英語で生活をしていたら、英語で夢を見、英語で考えるようになっていました。
帰国後は、それが少しずつ日本語になっていきました。



今でもよく覚えているのが、「日本に帰ったら死ぬまで日本語を使うんだから」という父の言葉です。


母は、子どもたち(私と弟妹)にもっと日本語の勉強もしてほしかっただろうと思います。実際に、休みの日に一緒に日本語の新聞を読んだり、感想を書かせたりしてくれました。


当然ながら、帰国後は言語・文化の両面でうんと苦労しました。

それでも、無理に英語も日本語もと強要されなかったこと、現地での活躍を手放しで褒め、評価してもらえたことで、
自分は「帰国子女」だと胸を張って思えるようになったのだと信じています。


もちろん、英語も日本語も完璧に両立できる子もいるかもしれません。
でも、自分や我が子たちはそういうタイプではないのかなとも思います。


だから、「求めすぎない」。

異国の地で、友達をたくさん作り、学校や打ち込めるスポーツをめいいっぱい楽しめれば、それでオーケーです。


【郷に入っては郷に従え】

どうしたら 我が子たちが現地校に馴染めるのだろう?

渡米後、末っ子はキンダー(日本でいう幼稚園の年長さん)、次女は1年生、長女は5年生として同じエレメンタリースクール(小学校)に通い始めました。


とくに、5年生の長女は周囲に馴染むのに時間がかかりました。
下の2人にくらべ、勉強の内容も人間関係も
複雑になってくる年頃だったので、元気がなかったり、体調を崩したり、本当に可哀想でした。


どうしたら長女に友達ができるんだろう?


みんなとお喋りをするにも、英語はすぐには上手くなりません。そこで、手っ取り早く、まずは見た目を変えたらどうだろう、と思いつきました。


現地で私が見かけた日本人の女の子たちは、 ぱっつん前髪に、三つ編みなど凝った髪型をしていたり、服装もスカートやショートパンツの下にスパッツを重ね着している子が多かったように思います。


一方で、現地の女の子たちは、髪の毛は前髪を作らず、髪型もそのまま下ろしているだけ、服装はTシャツにレギンス、というシンプルな格好をした子がほとんどでした。


よく知らない人、初対面の人と出会ったとき、まず判断材料となるのは見た目です。それが良いか悪いかはさておき、私は長女にこう言いました。


「もし、ここが日本で、外国から日本語が話せない転入生がやって来たとするでしょう。もしも、その子が少し独特な格好をしていて、
やっぱり同じような恰好をした同じ国から来た友達とばかり一緒にいたら、わざわざ友達になろうと声をかけに行ったりする?」

人を見た目で判断してはいけない、の逆ですね。


もちろん、自然のままで、素の自分のままで友達ができるのが一番です。

とはいえ、異国では、なかなかそうもいかないのが普通じゃないかなと思います。



だから、「郷に入っては郷に従え」。

これが我が家の教育方針のふたつめです。


無理をする必要はないけれど、少しだけ周りに合わせる。
そうした方が、逆に楽になれたり、その延長線上では素になれたりするような気がします。

前回のコラムの最後にも書きましたが、帰国子女は、「空気を読む」、「周りに合わせる」が意外と上手なのです。

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左から:長女・親友2人

P.S. 本帰国後、中2の次女はさっそく前髪を作りました!

それでは、今回はここまで。


【Profile】

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中島葉子 出版翻訳者
1980年11月生まれ。3児の母。

10歳~15歳と18歳~19歳をアメリカで過ごす。
大学在学中に妊娠・同級生の夫と結婚し、専業主婦になる。
2013年7月に夫の転勤に伴い、渡米。子供たちが全員小学生以上になったタイミングで、それまで細々と続けていた翻訳の勉強をし直し、2014年に出版翻訳者デビュー。

訳書:
『1年以内に理想の結婚をする方法』(アルファポリス社)、『一流のコンディション』(大和書房)、『マインドセット学級経営』(東洋館出版)、『立ち直る力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『Fast Metabolism Rx(邦題未定)』(IMK Booksより2020年冬刊行予定)

(翻訳協力)
『まさか!の高脂質ダイエット食』(きずな出版)、『一瞬で人生を変えるお金の秘密 Happy Money』(フォレスト出版)、『私と家族の幸せをつくる52の習慣』(ディスカヴァートゥエンティワン)

(編集協力)
『One And Only 自分史上最高になる』(東洋館出版)

1回目のコラムはこちら

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動画編集 : 動画クリエーター 橋本さとこ


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