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動画制作会社をやりながら東京都東大和市に住んでいるメリットとデメリット

恵比寿から東京の外れにある東大和市に引っ越しして9月初旬からそろそろ3ヶ月が経過しようとしている。
動画制作業は秋のシーズンは繁忙期になりやすく自分の会社である4thclueも例外ではなくバタバタした日々を過ごしていて現在進行形でもある。
そんな中でちょっとしたローカル暮らしの中でのメリット・デメリットを
5つずつ分けて説明できればと思う。

メリット①何より自然が素晴らしい

東大和市は埼玉県とのギリギリ県境にあり
東京都最大の湖がある多摩湖や広大な自然のある狭山公園を有している。
自分の家がそこからめちゃくちゃ近いこともありしょっちゅうそこに出かけている。
自宅に仕事部屋なるものはあるが、一日中PCと睨めっこで打ち合わせばかりというのもザラにある。
そう言った時に30分でも近所を散歩するととても気持ちが良いし
リセットされていく感覚がわかる。
体を取り戻すと言ったほうが良いかもしれない。
ただ自然が周りにあるということがコロナ禍でビジネスをしていく時にどれほど重要かが身に沁みてわかる。

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メリット②両親や肉親との連携で子育てカバー

うちには生後4ヶ月になる可愛い娘がいる。
僕に似て顔は魔人ブウみたい。
さらに上には3歳のお兄ちゃんもいる。イヤイヤ期まっしぐら。
どこへ行っても走り回る元気っぷり。
この2人を同時に育児をして家事もしてってのはどんな仕事よりもハードワークと感じる。奥さんには頭が上がらないし、母親って存在は偉大だと改めて思い知る。
幸い実家に住んでいることもあり、そこは自分の両親の支えがありがたい。
更に近くに妹家族も住んでいて、そこの子供たちも遊んでくれる。
色々な人たちに支えてもらいながら僕は自分の仕事に没頭することができる。
週に2回くらいはジムにも行って汗を流せる。
これは非常にありがたい。
ホームパーティーとかも開いたりしてみんなでワイワイ楽しくプライベートも過ごせるのが、都心の時には全くできなかったことの一つである。

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メリット③大型デパートの存在の偉大さ

東大和のすぐ隣町の立川市には
IKEA、ららぽーと、他にも様々なデパートがある
隣町の武蔵村山には、巨大なイオンモールがあり
更に隣町の入間には大型のアウトレットモールとコストコがある。
今回の引っ越しで僕はレンタカーをリースで借りた(半年間、月々23000円)
家族で車で移動することが増えた分、ファミリー層に優しい大型デパートの存在は
なんでも揃うし、どこもアミューズメントパークのような作りで
子供も楽しめるエリアも様々だ。
車社会の恩恵を僕も初めて受けた気がした。

メリット④仕事のスタンスの変化

動画制作という性質上、特に4thclueでは撮影をする案件が多い。
僕がカメラマン出身ということもあるからか有難いことに僕に撮影して欲しいという依頼もあったりする。
編集のみの案件や企画ディレクション案件も多数あるのだが、
コロナ禍でもバンバン撮影しにいくことは増加した。
特にライブ配信の急増により大型の機材と人員が必要な現場も増えた。
今まで僕はなるべく現場に行くようにしていたが、
1人のカメラマンで実行可能な現場はフリーの信頼できる仲間にお願いすることが増えた。
そしてその分僕は新規の打ち合わせやミーティングを自宅でするようになった。
僕自身はクリエイターではなく、役割としては経営者やマネジメントをすることが多いので、そこの棲み分けがより明確化できている気がする。
とはいえクリエイティブは大好きなのでまだまだ現場にもでるが、
より自分の役割と強みを生かすためにはスタンスの変化は必須だったと感じる。


メリット⑤新しいコネクション

都心に住んでいるとどうしても最新のものや有名企業さんとのやりとりに夢中になり、そこがビジネスの全てみたいな感覚に陥ってしまうが、
こっち引っ越してきて、当時お世話になった方々にあったりする上で、
中小企業さんも動画によって課題解決をしたいと思っているところが多いのだと感じた。
都心に比べると情報が行き届いていない部分も感じるが、その分、人と人との繋がりの強さを直で感じるし、その暖かさは仕事をしていて気持ちの良いものである。
そのような今まで感じることが薄かった地方(というには東京だけど)との関わり、自分の生まれ育った場所でも僕の先輩方が色々な試行錯誤をして街を盛り上げようと行動している。
そこに少なからず自分の動画制作という武器が助けになるということは
励みにもなり喜びになった。


デメリット①交通の便が悪い

東京都にあるとはいえ都心に行くまでに1時間以上かかる。
朝はやはり満員電車だ。きっとコロナ以前よりは少なくなっているのかもしれないが、ピーク時は本を読むこともままならない。
加えて東大和市から車で移動しようと思っても高速道路に乗るまでに30分ほどかかってしまう。
リースで車を借りたはいいが、朝一の撮影の時は渋滞の可能性が非常に強いので
5時半すぎには家を出る。都心に9時集合の場合でもだ。
これが恵比寿に住んでいたら8時半に出ればよかった。という思いを拭い去ることはできない。

デメリット②若者が少ない

もっと細かくいうと若者が集えるような居場所がない。
カフェもほとんどないし外で気軽にノマドワーカーというようなことはできない。
若者はいるのだろうが平日はほとんどは出稼ぎに出て市内にいる人も極端に少なくなっている印象だ。
そうなるとどうしても社会の先端に感じなければならないアンテナは鈍りやすい。
ネットでいくらでも今流行りのコンテンツや情報は収集できるが、
生な空気感を感じるためには若者が集う場所に行って、
実際の人達と絡むのが一番の勉強になるのだ。

デメリット③フットワークが鈍くなる

これは完全なデメリットではないのだが
クライアントによっては直に会うことに価値を感じている人間も未だ多い。
あまり意味をなさない顔合わせや、無駄なロケハンなども含まれる。
そう言った時のフットワークが「いつでもすぐに伺いますよー!」ができなくなった。あまり意味をなさなそうな時間のためにスケジュールを調整するという作業が発生している。
とはいえこのような暮らしのスタイルは相手からダメ出しを受けることは一切ないし(むしろ褒められるw)
こういうスタンスに自分自身が慣れることがメリットへと変換できることだとはわかってはいるのだが。。。

デメリット④なんやかんや都心に行くことが多い時に疲れる

メリット④で仕事のスタンスの変化が良いということを描いてしまった後にこのデメリットは正直気が引けるが、
繁忙期は撮影が非常に多い。リソースが足りないこともあるし、自分でないと回せない案件も多数出てくる。
となると週の半分は都心にいることがほとんどの月もある。
その際の終電近くの移動は非常に疲れるし、無駄な疲れだと感じてしまう。
スタンスが変化することはいいのだが、変化できない状況の時に感じる移動のストレスはなかなか持って心身ともによろしくない。
特にライブ配信は夜やることも多いし、できる人間が希薄な業界のため現場に行かなくてはならない。
現場は楽しいが、夜遅い時に、「都心に住んでいたらなぁ」とふと思ってしまう。

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デメリット⑤人間関係による不自由さ

これもメリット②と裏表になることで当然のことだが、
親との半同居というものはお互いに絶対的にどこかしらで気を遣わなくてはならない。その分神経を使ってしまう場面も少なくないだろうし、
選択肢は自分だけで住んでいる時よりも狭まってしまう。
この不自由さがあるからこそ助けにもなっているので、どちらにしても当たり前のことだし、むしろ感謝の方がはるかに大きい。
仕事をしていく上でも助けになることが多い。
しかし神経を使うこと、選択肢の不自由さ、は存在することを忘れてはいけない。
その上でどのような程よい距離感を掴んで皆で「笑顔と感謝」の状態で入れるかを考えるのは重要。
あと期限をしっかり決めてそれを守ることも重要。

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まとめ

もともと「半年間の東大和暮らし」という条件のもと
働き方や子育てのアップデートの場として体験することが目的だったので
あと3ヶ月後にどこに引っ越しをするのかを慎重に調査している。
しかし東大和市に住んで思ったことは

☆公園など自然はなるべく近くに大きなものがあることが望ましい

☆住まいの広さも子供達と自宅作業をやる上では超重要。広いほどよい。

☆ファミリーのことを考えると車を持つという選択肢はいろんな面でストレスを軽減させる

☆動画制作は現場も大切。程よく都心に出やすい方があと2年くらいは仕事の充実化につながる

☆肉親関係に程なく近い方が助け合えるし笑い合える

この辺りをしっかりと落とし込んだ場所を現在考えている。
ちなみにこの条件で代々木公園付近を探した。
がめっちゃ高くなってしまい、もう少し色々な場所を探してみようと思った。
あそこら辺は都心部と家賃は全然変わらない。

そして現在の暮らしもとても楽しい。
また色々と家族で体験し、経験値を増やして、働くスタイルの多様化を考えていければと思っている。

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