見出し画像

廃車

私は地方住みであるため、別に車好きというわけではないが、車は必要になる。
前職を辞め、起業するタイミングで心機一転、車を買い替えた。
スバルのフォレスターだ。もう6年ほど経つ。
特にこだわりがあるわけではないが、気に入っている。

画像1

それはそうと、実は今、これまでの人生で一番お金がない。
会社の経営が傾いたからだ。

そんな時でも車検の時期というのは容赦なく近づいてくる。
来月車検を受けなければならない。

車検前に車検の見積もりをもらうため、車屋さんに出向いた。
1時間ほどで見積もりが出るらしい。
安く済めばいいなと願い、コーヒーを飲みながら待っていると、名前を呼ばれた。
なんだか店員が険しい表情に見える。

「もうエンジンがダメです。買い替えをオススメします。」

最悪だ。車を買い換える覚悟なんて全くできていない。
乗れるじゃないか。乗れているじゃないか。
今年に入ってナビの地図を更新したばかりなのに。
ブレーキパッドを変えたばかりなのに。

どうやら、エンジンオイルが漏れてしまっているらしく、手の施しようがないのとことだ。
冷却水にもエンジンオイルが逆流しているとのことだ。
車は詳しくないのでさっぱり分からなかったが、エンジンをまるごと載せ替えるか、エンジンをオーバーホールして修理するか、車を買い換えるかの3択だと言われた。
そして前者2つに関しては手間がかかり、高額になるため、その選択をする人は見たことがないとのことだった。

とにかく、廃車が決定し、早急に車を買い換えることになった。
このお金がないときに。

廃車と宣言されると、これまでの車との思い出が蘇ってくる。
遠出した思い出、仕事に行った思い出、友人と遊んだ思い出、元カノと出かけた思い出、、、
色々あったが廃車だ。

せっかくなので、今回思い出した思い出達はnoteに少しずつ載せようと思う。

今は泣きながら次の車を探している。ぴえん。

=====
「フォロー」「スキ」「コメント」「シェア」よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?