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「今」

この夜空を見上げながら、深いため息をついた。何もかもがどうでもいい気分になってしまった。こんな気持ちになることは珍しくない。
心は常に病んでいるのだろう。
今夜は見上げる星々が独特の輝きを放ち、その光が心に寄り添ってくれる気がする。
この「今」は、誰もが当たり前に感じられる。過去の苦しみに囚われていると、どんなに頑張っても時間を巻き戻すことはできない。未来の不安に取り憑かれていると、どれだけ考え込んでも時間を進めることはできない。だけど、「今」に意識を集中することができれば、少しの間だけでも心を解放することができるのかもしれない。
「今」という瞬間は、過去でも未来でもない、現在進行形の時間。他のどんな瞬間とも異なる存在である。時間は過ぎ去ってしまえば戻ることはない。そのため、「今」にしかない出来事や感情は、他のどの瞬間でも再現することはできない。また、「今」という瞬間は、人生を大きく左右する可能性を秘めている。
過去の経験や未来への期待は重要ではあるが、それに囚われ過ぎることは禁物である。なぜなら、過去の失敗や未来への不安に囚われることで、現在のチャンスを見逃してしまうことにもなりかねないからだ。
さらに、「今」という瞬間には、かけがえのない出来事や人との出会いが存在する。
人生は短いものであり、一度過ぎ去ってしまった「今」という時間は二度と戻ってこない。
せっかく訪れた「今」という瞬間を無駄にすることなく、大切な人との時間を過ごすことは、幸せを感じる上でも欠かせない要素である。

というような上っ面だけ綺麗にした言葉に何の意味もない。
誰かに理解されなくても、それでもいい。
ただ、自分も特別な存在でありたかった。
自分の内なる暗闇にただ涙し、絶望に泣き叫ぶだけ。
忘れられないこと、それは一人の人間にとって深い心の傷となる。
何もかもが無駄に思え、「今」さえも苦痛と感じる。
それはまるで病気のように自分自身の心を蝕んでいった。

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