落ちていくと感じる時、どうすればいいか。
落ちていってると感じるときは、底無し沼のように思えて恐ろしい。
だから、もがく。あがく。
しかし、もがき、あがくほど深みにはまってさらに落ちていく。
底につけば、実際の底がどんなものか体感することもできる。
「底がどんなものかを知ること」は意外と悪くない。
なぜなら底を知れば、底に対する漠然とした不安は少なくなるし、
底を蹴って浮上することもできる。
ただ、底を知っておいた方がいいからって意欲的に底に落ちれるかというと、そんなことをする勇気ある人はいない。誰だって、落ちるより登っていく方が好きに決まっている。それに人は手加減することが常だから、意図的に向かう底にはさらに底がありそうだし。
母の私がそこに落ちていく感覚を恐れ、もがき、もがくほどに落ちていった最たる時が大学を中退する前だな。
怖かった…💧
何が怖いって、『一度落ちたら二度と浮上することがない』と感じがして怖かったんだ。だからこれ以上落ちないようにと色々するんだけど、なぜ落ちているのかがわかってないから、落ちることを止められない。
今ならわかる。
落ちてるわけじゃなかったんだよ。でも、うまくいかないから自分を責めていた。自分を責めるほど、うまくいかなくなる。そんな負のスパイラルに入っていただけで、底無し沼に落ちているわけじゃなかったんだ。
落ちていっていると誤解していたのは、
「うまく流れてないよ!どこか変えた方がいいんじゃない?」程度のお知らせだったんだ。
自己責任は悪いことじゃない。
現実、自分に起こることは自分に責任がある。
だけど、全部が全部自分のせいにしていると足元をどんどん取られてしまう。冷静な判断ができなくなるほど人は疲れてしまうんだ。
まずは、「自分のせいにしすぎてないか」見直してみよう。
無闇に自分を責めていたら、いったん手放そう。自分を責める思考をやめる。
そうね、自然の中に身を置くのが一番いいね。
例えば山や海にいく。ぼーっと空を見上げる。
そうしていると、自分を責めても仕方ないと腹が決まってくるというか、どんどん重しが取れて軽くなっていく。いつものフットワークの軽さが戻ってくる。冷静な判断ができるようになっていく。
ただね、こういう経験をしたということには深い意味がある。
「底を知ることができるのは選ばれしもの」でもあるんだよなぁ。
まぁこれはまたの機会に。