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ONline TEXT ONly -TNX- 1 運営レポート

お待たせ!!今度はテキセでコンベンションだよ!!
狂気の沙汰とか言われたけどやり遂げた。

◆目的

基本的にはボイセ版と一緒。

(以下ボイセ版のコピペ)
オンラインセッションをメインに遊ぶ人と(私が)繋がり、オンセのトレンドと若年層のトレンドを調べやすい体制を整える。

コンベンションの雰囲気をオンラインでどこまで再現できるか試してみる。ついでに、オンラインでしか出来なそうな表現にも挑戦する。

「たまにはこっちの環境も開拓してみるか」という人の為に、別環境・サブ環境のきっかけを用意する。
その為に、まずは「開催する」実績解除。

◆経緯

オンラインセッションが隆盛を迎えている。

特にどどんとふを用いたテキセ文化は、オフセとは違った方向に花開き、発展していると感じる。
しかし普段オフで遊ぶ割合が多いと、かなりのギャップを感じ戸惑う事がある。かといって、トレンドや文化を自分から調べて接触するのはだるい。実際に遊んでいる人々から情報が流れてくる体制を整える方が早いし手軽だと思った。

ではその体制を整えるにはどうすれば良いか?
まず実際に遊んでいる人々と繋がる、つまりその人たちとのコネを増やす事にした。

コネを増やすにはコンベンションが一番。

◆懸念事項と対策案

★テキセ勢にコンベンションの需要はあるのか?
#TRPG好きと繋がりたい」で遊ぶ相手を探す文化が定着しているオンセ勢に、コンベンションというオフの文化は受け入れられるのか?

→VOICEで手応えはあった。
また検索していると「テキストなら……」という声もちらほら見かけられた。多かれ少なかれ需要自体は多分ある。

★開催日時をどうするか?
テキストセッションは予定を合わせるのが最も大変。イベントとしては先に日程を決め打ちしたい。
また長時間座って卓をするのも結構辛いので、平日夜の短時間に分割し、曜日別に定期卓として開催。
各卓の進行度にあまり差を出したくないので、今回は平日のみ。

◆準備編

かかった期間はおよそ3か月(企画を寝かせた期間を除く)。
今回は既存シナリオをお借りしているが、新規作成するなら更に+1か月は必要。

◆本編開始

◆課題

☑:解決済み・完了
早め:とりあえず次(早く改善すべき課題)
継続:次もその次も(腰を据えて取り組む課題)
保留:そのうち(道筋が見えない、今の時点ではどうしようもない)
前回から:前回も書いた課題。はよやれし。

1. 継続する為の体制の整備
 ● リザーバーとしてのスタッフ・予備人員を準備(継続)
 ● 卓分けマクロの改善(継続)
 ● マニュアル・テンプレート作成
  ・ 開催ごとのイベントレポート(継続)
  ・ RLへの依頼・Discordへのお知らせメッセージのひな型(早め)
  ・ 急なキャンセルなどで空席が出た場合の対応(早め)(前回から)
  ・ イベントGM初心者に対する支援(アンダーワーク)(保留)
   気を付ける点:アンダーワーク段階での情報の出し方
   気を付ける点:アンダーワークでの振る舞い
   意識するとやりやすい点:アンダーワークでの応答の仕方
  ・ イベントGM初心者に対する運営からの支援(当日)(保留)
   気を付ける点:当日の振る舞い

2. テキセ&イベント対応可能なRLの育成(継続)
 テキセ勢にイベントRLに挑戦してもらう。とりあえず声をかけてみる。

【課題】イベントRLを魅力的に見てもらう為にはどうすれば良いか?
特に安定枠として呼びたいイベントGM経験のあるRLは、現状(コネの関係もあり)中部圏のコンベスタッフか、ボイスオンリーに参加した人たちに頼るしかない。この状況をどうにかしたい。
テキストのGMはちょっと、な意見「苦手な人と当たった場合、ボイスだと一日しか付き合いはないが、テキストは長期間その人と当たらないといけない。それは辛い」

 イベントRLに慣れている層は30代社会人に多いが、この層をそのままテキストに連れてくるのは難しい。
 正式にアンケートを取ったわけではないが、一番多かったのは「時間がかかるのが……」という返答。特に社会人で30代の方々にRLをお願いした際、ほぼ全員がこの理由で敬遠。他の理由は、観測範囲で「平日夜は仕事が忙しいから」が20代社会人、「長期に渡るテキセは体力的に無理」は30代社会人に多かった。

 逆に学生は前向きな反応が多かった。体力面やトレンドの他、実家暮らしの若い人は消極的にテキストを選ばざるを得ない、という理由もあると思われる。
 逆に言うと、体力と時間がない社会人はテキセを選ばない。

 以下はボイスオンリーとテキストオンリーの年代別応募者割合をグラフで表したもの。

v_tnx1_応募者割合:年代

t_tnx1_年齢

 応募総数がちょうど倍のボイスオンリー(グラフ1)に比べ、テキストオンリー(グラフ2)では学生の応募数が多い。割合で見ると3倍増、年齢層4位→2位。
 この層をターゲットに据えるとして、同じ層からGMを引っ張ってくるとしても、イベントGM経験のある人は(今のところ)希少。
 育てる以外に確保する方法はない。

3. 女性参加者が少ない(保留)
 以下はボイスオンリーとテキストオンリーの性別応募者割合をグラフに表したもの(項目が異なるので一概には比べられないことに留意)。

v_tnx1_応募者割合:性別

t_tnx1_性別

 ボイス(グラフ1)に比べ、テキスト(グラフ2)は男性の応募が多かった。これは予想と真逆。原因を考察の上、比較案を考える。
「テキセ勢=女性が多い」というそもそもの予想が間違っている説は横に置いておく。

 ● コンベンション文化のないテキセ界隈に突然イベントを持ち込んだため、女性から警戒心を持たれた(コンベンション=怖い、という噂が一人歩きしている可能性と「自分たちの庭に土足で踏み込まれた」と反発が起きた)可能性。

 今回、コンベンション初の参加者は三名、うち2名が男性(一名未回答だが恐らく男性)。
 ボイスオンリー参加者の他にも「ナシハは面白いぞ」というテキセ勢に拡散されたにも関わらずの結果であることを考えると、警戒されている可能性は否定できない。

「そもそもテキセを遊ぶ人に女性が少ない」ならともかく「特定の層に警戒された」は運営で対策を講じる必要がある。

仮定:警戒された
対策:地道に信頼を得ていくしかない。実績を積み上げる。
比較案:シナリオの選択
 周囲のテキセ勢(女性陣)に既知の多いシナリオを使ったので、新作か、旧版でコンバートされていない、またネタバレ対策であまり感想が出回っていない、現代でも通じそうなシナリオを選ぶ。
比較案:RLの選択
 人気のあるRLを呼ぶ → 「懸念2. RL育成」に繋がる

4. 2020年以降のイベント形態(保留)
 恐らく自鯖文化は消滅し、登録制ツールかどどんとふ公式鯖に置かれたツール利用に移行すると思われる。
 多くのツールが自鯖設置不可となる事が予想されるので、対策を考える。

● 2019年9月下旬、Quoridornが通信方式の変更を宣言。
 これにより、自鯖設置が現実的なツールはユドナリウムのみになる。

 ・現状:ココフォリア、TRPGスタジオなど、サーバー契約不要、登録制のTRPGツールがシェアを広げつつある。
  使いやすく、表現の幅が段違いに広い。スマホでも遊べるものが多い。

・現在ユーザーが多いツール群はほぼHTML形式のログが取れない。テキセはブラウザで簡単にログを読み返せることが求められる為、かなり致命的。
 また発言者がわかりづらい(どどんとふの色分けに慣れているため)。
・QuoridornはそもそもUI がどどんとふに近く、テキセ勢が移行しやすい。
 しかし元々どどんとふのUI はあまり使いやすいとは言えず、時代遅れ感も強い。

●選択肢1・ツールやサービスに利用料を払い、イベントの使用許可を得る

 メリット:運営サイドでツール管理をしなくていい。
 デメリット:値段が交渉次第。全く読めない。

 交渉材料としてイベントの実績は積んでおきたい。
 利用料を確実に回収できるのは、サーバーやツール運営側としてもメリットになるはず。

 例として、どどんとふ公式は「ステラレイド」という無料のイベントに複数回サーバーを提供した前例があり、不可能な話ではないかもしれない。
が、これはステラナイツという流行とネームバリューの成せる技でもある。

●選択肢2・インフラエンジニアを協力者に引き入れ、イベント用サーバーを自前で設置する(主にQuoridornを使う際の選択肢)

 メリット:今までとほぼ変わらない感触で運営可能。
 デメリット:使えないツールが出る。
 少なくともココフォリアとTRPGスタジオは不可・不許可の模様。

 トレンドはそのまま主流に固定されることを考えると、主流になるであろうツール群を使わないのは新規参入を阻む。

5. ログについて(早め)
 経緯:RL同士の情報交換の延長でログを交換しあう →「これRLだけ読むの勿体ないし公開するか」で開催中に公開決定(参加者全員から許諾を得る)。

 ログを掲載する場合、公式サイト(Googleサイト)と分けるか?別にログ掲載サイトを作るか?

Googleサイトは長文やカラフルな文章の掲載には不向き。
これを機にGoogleサイトから別サービスに乗り換える?→ 新サイトを制作中

◆謝辞

 このイベントを準備するに当たり、多くの人にご助力頂き、また大いに勉強させて頂きました。ありがとうございました。

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でも次回は未定。ツールの問題が落ち着いたら企画します。

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