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【準備編】ONline TEXT ONly -TNX- 1 運営レポート

1. イベント主催経験者に相談(8か月前)

イベントのコンセプト、スケジュール、準備すべき事などを確認。
この頃はボイセでなくテキセでの開催を構想していた。

2. 企画書を作成(8か月前)

テキセの企画書を作成中「これボイセのほうが先にやれるな……」と気付き、ボイセの企画書も作成。
予定やハードルを鑑みて、ボイセを先に行うことにした。

ここからは一旦ボイセ版に専念。
テキセ企画を本格的に動かしたのはひと段落した5か月後。

3. アンダーワークに使用するサービスをDiscordに決定(3か月前)

候補はボイセでも使ったDiscordと、テキセ勢の利用が多いMeity

Discordはブラウザでもアプリでも利用可能。
通知が来るので、アンダーワークが非常にスピーディーに進み、リアクションと呼ばれる絵文字機能(Twitterのいいね機能のようなもの)によるコミュニケーションの簡略化が図れる。
運営サイドとしては権限の使い勝手が良いのがメリット。
Meityはブラウザで利用可能。
Twitterと連携するだけで使える事、予定調整がしやすいことがメリットだが、通知が非常にわかりにくいことがデメリット。
特に複数卓を並行している人は通知が他に紛れ、アンダーワークに支障が出ることがある。

Discordの身内オンセ仲間にアンケートを実施。
テキセ勢はMeityを推したものの、全体の数でDiscordが上回った(テキセ勢にもDiscord推しがいた)為、Discordに決定。

4. シナリオ決定(3か月前)

全卓統一シナリオは企画書の時点で決定済み。使うシナリオを決めるまでが今回最も時間がかかった事。

シナリオ要件はViViさん策定(感謝)。今回のシナリオ選定に大変参考にさせて頂いた。以降も使う予定。

当初so_さんに新規作成を依頼していたが、シナリオの作成時間がとれないことから白紙に。
紆余曲折の末、ナシハをXにコンバートして回していることを知っていたイナバシアヤカ氏に依頼し、コンバート版シナリオを送っていただいた。

5. 全体の人数と卓数を決定(3か月前)

一卓3人固定(シナリオ自体は最大5人まで可)×3卓、合計9人PL。
テキセは時間がかかるので、なるべく開催期間を短縮するために最低人数で設定。

過去のアンケートから、応募総数はボイス(24人)の半分程度、12人弱と予想し、卓数を2-3に。
3卓目RLを主催の神姫にして、応募人数が不足したら3卓目を潰して調整予定。

全体の人数と卓数から必要経費を算出し、参加費を1000円に設定。
卓数の少なさ、開催期間が長い事からサーバー代がかさむ事でボイスオンリーより高額になった。影響は不明。

なお、最終的な応募人数は12/9人。倍率およそ1.33倍。予想通りの数字。
募集開始から一週間でほぼ満員まで応募が集まった。これはボイスオンリーとほぼ同ペースであり、数字並の需要はあると確信。

【課題】
当初は見学受入を考えており、どどんとふが快適に動作する人数を考えると一卓当たりの人数はなるべく少なくしたかった。
ぎりぎりまで検討したが、見学受入は次回以降(あれば)。今回は目的を開催のみに絞る。

6. RLにオファー&テストプレイ開始(3~2か月前)

「テキストセッションの文化に触れている」「イベントRL・スタッフの経験あり」を優先して選定し、コンセプトを伝えてオファー。

当初考えていたライドオフRL常連勢は
「平日夜では忙しくて卓に間に合わない」
「予定が不定」
「テキセはもうやる気がない」
「他に心当たりもない」
……と全滅。
ライドオフは「遊びやすい&集まりやすい関東で」「休日に」遊ぶイベントなので、その常連は自然、休日のボイセやオフセ寄り環境になり、平日夜のテキセ卓とは環境の噛み合わせが悪いと考察。
抽選が発生したとはいえ応募者が少ないので、ライドオフのネームバリューに頼れなかった影響がどれほど出たかは結局不明。

結果「テキセ経験もあるコンベスタッフ」と「コンベ経験のあるテキセ勢」の二名が決定。
オファーした一人からの要望も兼ね、以後の準備と並行してテストプレイを実施。
PL3人で想定20hのところを6hほどオーバー。バッファ込みで一か月は伸びる可能性を考慮し、情報項目の修正を検討する。

7. 全体スケジュール決定、申し込みページを作成(2か月前)

チケット委託サービスとして、ボイスから引き続きPassMarketを利用。

機能に沿って受付フロー策定、全体スケジュールを決定。
今回、消費税値上げに伴い手数料が増額されるので、その前に申し込み期間が収まるよう調整。

ボイセオンリーからの変更点 → 開会式の後にアンダーワーク期間
当日受付のコンベンションに近いスケジュールとなった。

8. 公式サイトの作成(2か月前)

ボイスから引き続きGoogleサイトを利用(サイトは個別に作成)。

アナリティクスではモバイル(スマホ、ガラケ)からの閲覧が6割、PC4割、タブレットが0-1%。ここはボイスと変わらず。

当初から公開した情報は
・イベント概要
・タイムスケジュール
・注意事項
・利用規約
・プライバシーポリシー
・FAQ(新)
・シナリオ情報
・RL一覧

ボイスオンリーからの変更点 → FAQが増えた
内容は応募にあたってありそうな質問と、システムの解説。

9. 原稿・シナリオ・立ち絵の準備(2~0か月前)

作成したのは開会式・閉会式の原稿、一部ゲストの立ち絵、シナリオ全文のチャットパレット化(送信する文章を作り置きしておくこと)。

10. アンダーワーク会場のDiscordを設置、RL招待(1か月前)

全体の設定はボイスオンリーとほぼ同じ。

ボイスからの変更点 → 卓ごとの役職(A卓、B卓……など、オフのコンベンションの名札に該当)を作り、それを各卓参加者に付与する形に変更。
受付チャンネルには権限無しのみ書き込み可、名札がつくと書き込み不可になる。
ボイスからの変更点 → 受付に来た時点では各卓のアンダーワーク・雑談チャンネルは見えないが、受付が完了し名札がつくと見える仕様に。
万が一外部の人間が入った際の備えとして。

11. 抽選マクロ調整(1か月前)

ボイスオンリーで使ったマクロを引き続き使用。手を入れて再利用性を向上。

【課題】
システム初心者のみで卓分けしているが、イベント経験やツール経験でも振り分けられるよう強化する。←ボイスオンリーから引き続き課題

12. 公募~抽選~PL受付(1~0か月前)

公開日、公式サイトにRL情報を公開、同時にPL募集を開始。注意事項ページ中にPassMarketの申し込みページへのリンクを記載してPLを募集。
卓希望の提出タイミングは抽選申し込みと同時。

公開から24時間ほど、リンクミスで申し込みできない状態だった。何方かからメールでご指摘いただいて発覚。影響度合いは不明。
なお、最終応募者数は募集開始の告知呟きのRT数の30%。これはボイス(27%)にもかなり近い。→詳細なデータを取ってみる

★〆切~抽選:抽選(と卓分け)はマクロで一瞬。当選確定作業。
★支払い期間:これが終わるまでRLにも卓分けは発表しない。支払〆切とアンダーワークの間にRL向け発表。
★PLのDiscord招待と卓分け発表:アンダーワーク開始。
Discordサーバーに参加した人を参加者リストと照合、権限を与える(bot)。

ボイスからの変更点 → Discord内の受付作業をbot化。
稼働初日はバグが多かったものの、受付はイベント開始後最も忙しい作業の一つだった事、また24時間いつでも受付ができるので参加者を待たせる事がなくなり、体力的にも精神的にもかなり楽になった。

13. どどんとふ設置(2週間前)

ボイスオンリーでも使ったX serverに設置。

カスタマイズしたのは「部屋数」「初期名」「ログ保存量」。
部屋番号0あり(前回ボイスオンリーでRLからの要望に合わせた形)。RLの練習・キャラコマなどの調整用に解放。なお0番部屋だけは部屋データのロード不可だった。どどんとふの設定かは不明。

シナリオはテストプレイ時の部屋データを調整後に全データセーブ、セーブファイルと画像などを全RLに送信。
部屋データの内訳は
「チャットパレット(シナリオ本文、ゲスト発言、データ全文込み)」
「ゲストの立ち絵(素材・自作差分込み)」
「登場ゲストのコマデータ」。

ボイスからの変更点 → どどんとふ利用ルールを策定。
対象は「画像」「カットイン(動画・音楽合わせて)」
項目は以下。
・ファイルの拡張子
・ファイル一つのサイズ上限
・一人あたりのアップロード数上限
・タグのつけ方
・その他注意事項(既に上げているものをいじらない等)

発言ルール(発言が続くなら「>」終わるなら「/」をつける、など)はRLに一任。
設置が完了したら全参加者に連絡する。

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