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人生(但しそこそこ幸せであることを望む)に必要な予算はおいくらですか

 私が学生の頃、SMAPの草彅剛くん主演「僕の生きる道」に感銘を受けたのを覚えている。人はいつ死ぬかわからないから、先ばかり見ても仕方ない、今を一生懸命後悔しないよう生きなきゃ行けないと心から思ったと思う。
 結婚して子供が出来た今、私は先のことばかり考えて生きている。主には子供の大学進学と自分の老後の資金について…大した額とは言えないが毎月貯めている。主には株、投資信託、現金の3つに分けている。
 目標が曖昧なままなんとなく貯めている。自分の姿があの時の草彅くんに重なる。最悪の選択だとわかってはいるが安心するために日本の平均値や誰かと比べようとする。目標がわからないから仕事にかける割合も自分の中で割り出せない。私が(私達が)幸せに暮らせるお金がいくらなのかそれを割り出すことが先決だと思う。
 お金があれば幸せになれるなんて価値観はもう古い。お金が沢山なくても幸せにはなれるし、自分の隣に住んでいる人が首を吊りそうな、誰かを刺し殺してやろうと思うほど追い詰められている世の中では幸せになんかなれないと思う。
 自分で幸せを感じられるためのお金、他者に幸せにしてもらうためのお金が必要だ。でも幸せの価値観を決めるのは自分だからその額がわからない。
 私の子供の時を思い返すと、不幸せではなかったと思う。幸せ=普通と仮定、普通=0-18歳までの生活水準と考えてみる。昔に比べると今はお金を出さなくても娯楽は沢山あるし、お寿司や焼肉だって安くて美味しいものがある。忙しくても携帯で友達や親戚にすぐコミュニティーションが取れる。
 そう考えてみると私は家があって、家族がいて、連絡が取れる友達がいて、映画とゲームと音楽があって、あと週に1回くらい外食出来れば幸せだと言えそうだ。
 あとは割り出してみるだけだ。人生が二周あればわかりやすいんだけど、一度きりだからわからない。ケーススタディが誰しも必要だ。今度父にお金について聞いてみようと思う。

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