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圧巻、ネイキッドエンジェルを無塗装で並べる


ネイキッドエンジェルというプラモデルがある。

AV女優の方をプラモデルにしたもので3Dスキャンという技術を使って作られている。なので本人を縮小したような仕上りが特長だ。3Dスキャンを用いて女性の身体の曲線を美しく再現するという試みが面白くて、プロダクトとしてのユニークさが好きです。

プラモデルは、分割されたパーツを組み立てる遊びでもある。なので、組み立て中はパーツ分割の面白さというか設計の妙を知らず知らずに味わうことになる。複雑なポーズをした人間をどのようにパーツにしていくのか?という思考の結果をランナーというプラスチックの枠に収まったパーツを眺めることで味わうことができるし、組み立てていけば体感することができる。

さらに、プラモデルには成型色と呼ばれるプラスチックの色がある。これは、何色でも良いわけですが、ネイキッドエンジェルシリーズの肌色はとてもキレイ。というか、このプラモデルを出しているMAX Factoryの肌色の成型色はどれもキレイで、こだわりを感じる。

成型色が同じということは一堂に並べると一つの塊としての存在感がはっきりと出るということでもある。ネイキッドエンジェルは一つの箱の中にポーズ違いで2体分入っている。なので、その2体を並べるだけで、この一体感はなんとなくわかる。ただ、そこで「もし、たくさん並べたらどうなるんだ……?」と思ってしまった。なので、いくつか買ってきた。


完成させて、全部並べたときの力強さたるや。
久しぶりにあった友達に、このプラモの存在を教えて、後日写真を送ったら

「え、なにこれすごい」
「色を塗らないほうが工業製品ぽくて、かっこいい(かっこいい…?ってなに?)」
「世が世ならありがたいものとして曼荼羅になりそう」
「初期装備じゃない人がいる」

と、ものすごい感想をもらった。確かに「なにこれすごい」だよな。
あと、やっぱり成型色が生み出す集合としての魅力が最高。それに並べてみるとわかるのが、ポーズが生み出す一人ひとりのアウトラインの個性豊かな様子。このシリーズ、プラモとしての面白さもそうだけど、ポージングから感じられるモデルさんの気合いも最高なので、見かけたら買いましょう。仕上げは、プレミアムトップコートのつや消しを吹いてます。


今後も製作記と他愛もない話をセットで書ければと思います。 サポートしてくださると嬉しいです。