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もしチャンスがあるなら、管理職はやっておいた方がいい #仕事について話そう

どうもこんにちは。
この記事はまた例によって下書き長期熟成品なのですが、今回ぴったりなお題が出てきたので日の目を見ることとなりました。
原稿用紙4枚ほどのボリュームですが、興味あれば以下、お進みください。

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私、平社員から役員まで一通り経験しました。

管理職で得られる最大の経験値はやはり責任が取れること。
責任取るなんて嫌だ、給料に見合わないというご意見も多いかと思いますが、ここにはメリットもあるのでその辺りを書いていきたいと思います。

責任ってなんだろう

責任って一体何なんでしょうか。
覚悟と同じくらい分かっているような分かっていないような言葉です。
確実に言えるのは、どちらも聞くとなんかよく分からないプレッシャーを受けるという事でしょうか。

実は管理職になると、この責任の取り方というのが分かるようになります。
責任の取り方が分かると、社会を戦い抜く、戦術の幅が格段に広がります。

責任というのはあるようで無くて、無いようである色即是空みたいなものだと思っていて、その正体はこの場合にはこうする、といったケーススタディに過ぎないと私は思っています。

この正体を知らずに責任が増えるなんて嫌だと言っているのは、食わず嫌いをしているのとさほど変わりがありません。

で、責任を取ったからと言って自分の懐が痛むわけでもないし、家族が路頭に迷うわけでもありません。(※契約によります)

例えば炎上騒ぎを起こして取締役が辞任、なんて話を聞きますが取締役にとって見れば面倒な案件からイチ抜けできてしまうわけです。
続けるより楽だと思いませんか?
そして辞任したからと言って解雇されるわけでもありません。大方は配置転換でちょっと目立たなくなって終わりだと思います。

ただこういう、責任の重い軽いや責任の取り方というのは誰か先輩が教えてくれるものでもありません。
実際飛び込んでみないと分からないものでもあります。
やってみないと分からないなんて、そりゃあドキドキですよね。

現場第一主義を貫くということ

では現場第一主義、昇進しないでずっと平社員でいるのはどうでしょうか。
おっさんは若い人に比べるとだいぶ不利です。

若い人に負けるもの

・健康
 おっさんですのでいろいろ壊れてきます。
 病欠が多いとプロジェクトの進行の妨げにもなります。
 あとは老眼とか生活習慣病とか、いろいろあってどうにも勝てません。
・体力
 徹夜なんてできません。無理が利きません。
 3倍界王拳(1日の労務を8時間から24時間に)なんて打ったらぶっ倒れます。
・家族
 これは最大のポイントなのですが、中高年になってくると両親や親戚の入院、介護、ご不幸などいろいろ重なります。
 そうするとそちらに時間を割かねばならなくなり、やはり若い人よりも無理が利かなくなります。

若い人に勝てるもの

・経験値
 成功というよりも失敗の経験値。
 迂闊でないので落とし穴にはまってやり直すリスクが少ない
 自分自身を振り返ってもそうですが、若い時ほど志村うしろうしろみたいな、それやったら当然そうなるでしょというのに気付けません。
 横断歩道渡るのに左右見ているのに前見ていないとか。
 所詮人間のやる事って、人間に近いところほど変わらないので、どんなにテクノロジーが進んでも喜んだり怒ったり困ったりみたいなところとかは古今東西変わらないですし、特に打ち合わせとか話の展開とか、まあだいたい初動で着地点が見えたりします。
・効率化
 徹夜できない代わりに普通の人が10時間かかってやるものを2時間で出来るとか。

あとある意味、先に十数年生きているだけあって若い人たちの未来を見ていると言えるので、分かることは分かる、と思います。
テクノロジーがどんなに進歩しても、人間がやってる事なんてだいたい同じなので。

まとめ

責任というのはその力加減さえ覚えてしまえば結構こなせてしまうものなので、もしチャンスがあるなら、特におっさんはそれが大きな強みになるので、やった方がいいかなと思います。

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