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お金に対する向き合い方が変わって、人生が自由になった

お金というのは人生にとってとても大事なものだ。お金を燃料にして生きていると言ってもいい。社会が貨幣経済で出来ている以上、僕らは日々お金を稼いで、消費して、生きている。そしてお金によって人は喧嘩をし、時に狂い、幸せになったり、不幸になったりする。

そんなお金に対する向き合い方で、僕は一つ、その前と後で明らかに人生の質が変わった事がある。
それは自分にとって買えるか買えないかの違いで物事を判断しない、ということ。

例えば昔、まだ僕が20代中盤で年収も非常に低かった頃に、会社の近所でご婦人がRX-8に乗っているのを見て奥様専用でRX-8とか金持ちすぎで俺には縁のない話みたいな事を会社の先輩に話したら、なんでそんな事言ってるのみたいな顔をされた。
RX-8は当時コミコミで300万円くらいする車だったんだけど、実際当時の年収でもローンを組むなどやりくりすれば僕でも手に入れることはできたんだけど、要はそれを縁のない話と決めつけて自身の視界から追い出してしまうのは非常に勿体ない、という話だった。

他にも、例えばフェラーリ。1台で庶民の家が1軒買えてしまうお値段がするが実は試乗もできるしローンも組める。加えて高級で趣味性の高い車は価値が落ちにくく、短期間で売却すれば殆どのお金が戻ってくる可能性もあるし、車によっては逆にお金が増えたりする。

物事を見ることについて、自分にとってそれが買えるかどうかは問題ではない。というか、関係ない。
見聞きしたり考えたりすることは無料なんだし、もっと自由であるべきだ。
そして良い物というのは値段の高低では決まらない。
値段が高いからといって良い物であるとは限らないし、逆も然りで、値段が安いからといって悪い物であるとは限らない。値段が安くても良い物も沢山ある。

これに気付かせてくれたのは以前どこかの投稿に登場したいつかはマセラティ先輩で、当時まだユニクロが安いブランドだと認識されていた頃に、ユニクロもちゃんとしたデザイナー入れて良い物を作っているから、安いイコールそれほど良い物ではないという認識は捨てた方がいいと教えてくれた。
実際ユニクロの品質はどんどん向上して、値段も上がっていつの間にか安いブランドではなくなっていた。

思考のパラダイムシフトが自分の中で起きてから、僕の思考は遥かに自由なものになって以前とは見違えるくらいいろいろ考えるのが楽しくなった、のはいいんだけど、その思考回路で周りと話すと変な目で見られることが多くなった。
例えば南麻布の2億のマンションの物件情報を眺めてここはコンビニが近くにないとか間取り的にここの使い勝手が・・とか話しだすとこいつは何を言ってるんだ、金銭感覚がおかしいみたいな目で見られたりする。実際口に出しては言われることは殆ど無いが、実家の両親や弟など、身近な人は結構辛辣に口に出して言ってくる。
以前婚活していた時にも相手の女性に対して俺はいつかポルシェを買うつもりみたいな話をしたら相手がバグって、ああ多分こいつの生活水準どうなってんのみたいに見られてるんだろうなーという出来事もあった。婚活だから年収は相手に伝わってたしね。
ちなみに借金は車のローン以外はしたことがない。

そのポルシェの話をしても一歩も引かず、いいよね、今より稼いで買うんでしょう?と返してきたのが今の奥さんで、ああこの人と色々な話をして盛り上がるのはとても楽しそうだなと思って結婚した次第。

そしてポルシェの夢はまだ生きているし、本当にいつか買うつもりでいる。
子どもが産まれたからだいぶ遠のいたが・・・

今日も頑張って稼ごう。

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