だから僕はあえて不自由な働き方を選ぶ
フリーランスのエンジニアとして活動している。フリーランスと聞くと名前からしていかにも自由そうな感じがするが必ずしもそうではない。僕の場合は妻子を食わせていかないといけないので所得が超重要であるため、自由さを減らしてでも所得を優先するようにしている。
自由さと所得は両立可能だが連動はしていない。
僕自身、フリーランスになる前はフリーランスになったら通勤からも開放されて毎日カフェで優雅にお仕事して、通勤時間も仕事時間に当てられるから実質200時間分収入あるぜーって思っていたんだけど実際そんなのとはかけ離れたというか、大して変わらない暮らしをしている。
フリーランスエンジニアの契約形態は大きく業務委託契約と準委任契約の2つに分かれる。
業務委託契約はフリーランスをよく知らない人でも思い浮かぶ契約形態で、この仕様のソフトウェアをいつまでに作る、という納品物の対価として報酬をもらう形式。納品物を期日までに作って納めればいいので勤務時間も場所も自由でまさにフリーランス。
準委任契約は1ヶ月あたりウン万円で僕の労働力を提供します、という時間の対価として報酬をもらう形式。言い換えれば高報酬のバイトである。当然ながら求められるスキルが高度化しているので誰でもできるものではないけど。準委任契約の場合勤務時間も決められているので傍から見るとサラリーマンのそれと大差ない。
まとめるとこんな感じ
- 業務委託契約
メリット・・勤務時間も場所も自由、能力次第で収入は青天井
デメリット・・安定して案件が来るとは限らない、収支が安定しない、営業しないといけない
- 準委任契約
メリット・・収支が安定する、営業を助けてくれるエージェントがある
デメリット・・通勤しないといけない、複数契約は難しい
そして最大のポイントだが、顧客側の組織運営に問題があった場合に得をする、というか損をしないのは準委任契約の方だということ。要は意思決定に時間がかかったりすると待機コストが発生するんだけど、準委任契約は待機中も収入が発生するのに対し業務委託契約では発生しない。発生しないばかりか仕掛りが増えるし要は待機コストはエンジニア側が持つことになる。
他にも顧客側のマネージャーが仕様策定が下手でああでもないこうでもないする時も同様の理由で準委任契約の方が損をしない。
それに結局のところ、膝を突き合わせないと業務が進まない人や組織って未だに結構あるのだ。
僕は結局のところ準委任契約に落ち着いているけど、他の人でもっと営業力のある人だったら業務委託契約の方が向いているかもしれないし稼げるかもしれない。
自由を優先して所得を減らしてもいいと思うし、自由にしながら高所得の人だっている。僕は自由の優先度を下げて所得を増やしたけど、その辺りは一番いいところを探ればいいだけだと思う。
ちなみに一番自由なのは仕事をしないでお金にお金を稼いでもらっている状態なのは言うまでもない。
ところで先んじてfreeeで確定申告をしたのだけど、所得税が上がりすぎて腰を抜かしてしまった。去年は9ヶ月分だったからなあ・・・累進課税怖い。
今日も頑張ろう。