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上手からみる二枚落ちの指し方「1」

本気で2枚落ちを指してみる


駒落ちというと指導対局というイメージですが
相手はプロを目指していく子という事で
同意の上、本気で指していきます。・

上手の読み筋、考え方


下手目線の解説が多いかなと思っていたのでこの記事では
上手が勝ちに行く、
上手目線で読み進めてもらえたらと思います


初手の最善手



定跡から変化する

普通は22銀だが

4筋3筋の位を取り32金22銀を釘付けに…されたくない

どうにか勝ちたいと思っている上手としては
ここが勝負所だと思います。

△32金△22銀が釘付け(壁駒)になると
すでに上手苦しいと思っています。

5筋位取り

定跡を外しにいく以上に55歩とする理由。それは…

おそらくこれが最善手。
なぜかというと
「これが金銀すべての駒が使えるから」
平手でも遊び駒があったら勝てないのに飛車、角が
無かったら、さらに勝てません。

下手の気持ち

↑の図から仮に▲55同角と歩を取ると
△54銀▲88角△45銀で図となります。

以下▲48飛△54銀▲34歩が最善ではないかと思う

しかし
下手の気持ちとしてはこういう戦いは好まないものです。
理由は、
①ゆっくり駒組みしたい。
②乱戦になると上手が何をしてくるか解らない。
などがあげれます。

上手のコツ

そんな下手の気持ちを察しつつ、
リスクのある手を指し進めるのが上手のコツ。

駒落ち将棋の最前手は
リスクある手の中にあります。


戻って11手目△55歩から▲48銀と指しまして

序盤の勝負手から


2枚銀で対抗

上手、このままでは▲55銀から2枚の銀の交換+1歩損になってしまいます。
どうするか…。

下手は形がきれいで無駄な動きが一切なく
このまま定跡書になってもおかしくないレベルだと思います

↓並べてもらえたら解りやすいです

次回に続きます。

こういう難解な箇所、局面はzoomを使った
ねこまどの一対一のオンラインレッスンの講師として
詳しく説明しているので、ぜひとも活用してほしい

ねこまど将棋教室
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