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GPT Indexのマーケティング活用:問い合わせ対応

こんにちは。

今年頭に書いた、ChatGPTのマーケティング活用:問い合わせ対応について続報です。

GPT Indexというライブラリがあって、簡単に言うと、あらかじめ読み込ませたテキストをインデックス化し、事前知識として把握しておくことができるというものです。それを用いて、QAやテキスト生成ができるものになっています。

今回はそれを使って、問い合わせ対応をしてみます。

全面的に参考にさせていただきました↓

今回の実験

例によって本搾り四季柑のリリースをサンプルに使用します。テキストだけ抽出してインデックス作成しました。

そろそろ発売日が近い。買わねば。

構築とテスト

構築といっても、npakaさんのブログにある通り、Google Colabに貼っていくだけなので過程は省略します。

さっそく聞いてみます。

完璧です。


完璧です。


おお!

ChatGPTでつまづいた「フレイバー」を含む質問にもちゃんと答えられていますね。通常の問い合わせ対応はできそうです。


ちょっと字が小さいですが、前回ChatGPTが「~と述べられています」と答えて失敗した質問にもちゃんと答えられていますね。


バッチリです。


おお!

前回はChatGPTが好き勝手なことを言った質問ですが、今回はきちんと渡したIndexから拾って答えてくれています。これはいいぞ!


この答えも、前回より完璧です。往々にしてシンプルで正しい答えを示してくれています。

「本搾り四季柑は、4種の柑橘(カラマンシー、オレンジ、みかん、レモン)をミックスした、甘くなくしっかりとした果汁感が楽しめるチューハイです。香料・酸味料・糖類無添加で、果実そのままのおいしさが楽しめます。そのため、本搾り四季柑はおいしいと言えるでしょう。」

とのことです。

しかし、

念のため、キリンつながりで全然関係ないことを聞いたら、案の定、嘘を教えてくれました。

まとめ

GPT Indexを使うと、ChatGPTのUI上だけで構築するよりも精度の高い応答をすることが可能です。また、テキストファイルを生成して読み込ませるだけなので、新規作成や更新も簡単です。

現状、ニュースリリースや商品説明は、「人間が読むもの」という前提のもと、写真や図解、グラフなど様々なモーダルの情報が一緒になっています。

今後は、AI(LLM)に読み込ませやすいような形式の情報も必要になってくるかもしれません。UI(User Interface)に対してAII(AI Interface)と呼べるのかもしれませんね。

注意

  • ニュースリリース程度であれば問題なく応答ができますが、文章が長いとうまく解釈できない可能性があります。

  • OpenAIのAPIは結構高くて、上記のやりとりだけで0.2ドル(25円)ほど利用料がかかりました。文章が長いほど料金もかかるようです。

今回はここまでです。


追記(1/19)

続編として、架空の企業の就業規則についての質問に答えてくれるチャットボットをつくりました。よければご覧ください。


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