デザイナー・イラストレーターが読むとよい(かもしれない)ブックリスト
デザイナーやイラストレーターのみなさん(ものづくりをしているかた)が読むとよい(かもしれない)本をまとめました。デザイン書やイラストの技術書以外の本です。
デザインやイラストについての指南書や巨匠の作品集、トレンドに関する本は本屋さんで平積みになっていたりと、紹介されているのをよく見ますが、
その前段階、つまりデザインやイラストに取り掛かる前に「知っておくとよいこと」や「考えるべきこと」、「商売について」の本はあまり紹介されていないなぁと思いまとめてみました。
実際に読んでよかった、と思う本の紹介です。
ビジネス書をたくさん読むのであれば↓
ビジネス書をたくさん読むかわりに、コレを読んでひたすら実践すれば良いと思いました。実際に実践してみているところで、ちょっとずつ手応えを感じつつあります。厳密には本ではなく、論文集。論文単体でも購入できるみたいです。値段で躊躇されると思うので、まずは石川善樹が濱口さんと対談されているこの本から入るのがオススメです↓
予防医学研究者の石川善樹さんがいろんなイノベーターとの対談されています。
「考える」を考えるときに↓
中学あたりで全員必修になったらいいのに!と思う内容。上で紹介した濱口秀司さんとの対談がDIAMOND Onlineで少し読めます。「論理」思考編。下の本とセットで読むとよいです。
マーケットと自分の価値について考えるには↓
「マーケット感覚」は、今後どうなっていくのか、どうなりたいのか考える際の「1つの指針」になると思いました。「非論理」思考編。上の本とセットで読むとよいです。
新しいチャレンジがなかなか進まない場合は↓
「カエル」とは一番大きく重要なこと。一番重要でやっかいな事からすませよう!という内容です。流行りのビジネス書を読む前に、これを読むとよいと思います。やりたいことがたくさんあって、時間が足りない、たどり着かない、、、というかたにオススメ。私は本当にすぐ忘れるので、定期的に読み返しています。
フリーランスになる前に↓
商売についての本。主にイラストレーター向けに書かれた内容ですが、広く一般的な仕事にも応用できる内容。自分がフリーになる前にこんな本があったら、もっとよかったのに、、と思いました。Kindle Unlimited会員なら追加料金なしで読めます。
SNSと向き合うのが苦手なら↓
自主制作でも仕事でも、人に見せよう!プロセスでも見せよう。有益な知識をシェアしよう。でも、その前にこんなことを考えておこう!みたいな内容です。読むとやる気になりますが、私はSNSがやっぱり好きではないかも、、、。
「クリエイティブ」ってそもそもなんだっけ、と思ったら↓
クリエイティブ(日本語だと「創造的」?)って神様?と思っていた時期がありました。
「自分の仕事」について見直したくなったら↓
仕事とはなにか。「いい仕事」はどこから生まれるのか。仕事を「自分の仕事」にするためにはなにが必要か。を深く掘り下げた内容の本。2-3年に一回必ず読み返しています。背筋が伸びます。
初期衝動を忘れそうになったら↓
ミナペルホネンの皆川さんの本。そうか、「こういったかたが、あのような服を作るのか」と納得しました。
ロングライフデザインの理由を垣間見るには↓
商売についての本。ミナペルホネンの皆川さんの対談が一番オススメです。「みんなちがって、みんないい」by 金子みすゞ、じゃないですが、それぞれの考えでみなさん仕事してるようです。
「模倣」について考えるなら↓
商売についての本。大企業の話が多いですが、個人にも十分当てはまる内容だと思います。
制作中の息抜きには↓
制作に息詰まった時、適当にページを開いて読んでみると気がラクになると思います。1テーマ3Pの構成なので、サクッと読めます。古典哲学の本。
いろいろ人のせいにしたくなったら↓
毎回、タイトルにもなっている詩を読んで反省します。茨木のり子さんの詩集。
それぞれの著書はそれぞれのバイアスがかかっているので(あたりまえですが)、気になるテーマが見つかったら、同じテーマの本を3冊程度読んでみると、俯瞰で見えてくる景色があると思います。
よい読書生活を!
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