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ヤーレンズと出会えたこと

私は数年前から芸人のオタクをやってるんですが、今年ズッッッブズブにハマっているのが『ヤーレンズ』というコンビでして。

出会いから遡ると、昨年11月のラヴィットのロケに初登場したときにその存在を初めて知って、そのときの第一印象は「うわ~なんか変な人だなぁ。髪型も変だし…ラヴィットにハマりたくて必死じゃん…」でした。
その後M-1グランプリ2022で初めて準決勝に進み敗者復活で観るもその敗者復活ではまだノーマーク。1番笑ったのは令和ロマンでした。敗者復活後、令和ロマンとヤーレンズの2組の写真が流れてきて「これから毎月ツーマンライブやります!」でちょっとだけ認識した程度。でもまだ「ふーん」くらい。個人名も分からないし、「楢原」は初見じゃ読めなかったし。

年が明けて2023年1月。ラジオが好きで芸人がやっているラジオをぼちぼち聴いていて、今年はちゃんと聴きたいと思っていた中に毎週土曜日に配信され、月ごとにパーソナリティが変わる「オールナイトニッポンpodcast」です。その1月のパーソナリティがヤーレンズでした。
「ヤーレンズ?あぁ、あの令和ロマンとライブやるって言ってた2人か」、そう思って聴き始めたそのラジオ、それがヤーレンズという沼へずぶずぶと沈むきっかけになったのです。


「スヌープ・ドッグさんお疲れ様でした」

これから始まる最初のやり取りでもう心が鷲掴み。ずっと面白い。そんでもってすごい情報量。特に好きなのが4回目の「コックカワサキ」の回。この回で完全に『ヤーレンズ』って立て札が立ててある底の見えない沼へ足を取られて今に至るまでの数ヶ月間、浮上できないでいます。そしてこのラジオをきっかけにGERAでやっているレギュラーラジオ「ラジオの虎」を聴き始めます。
この「ラジオの虎」は延々と私が大好きになったきっかけのannpの掛け合いの感じが続く、劇薬みたいなラジオでした。ヤバすぎる。聴き始めた時点で3年近くやっていて100回以上あったけど、半年くらいかけて最新回まで追い付きました。最初はどっちがどっちの声なのかも分からなかったのに、今じゃすぐにわかるぜ……。

当然、メンバーシップにも入会した


そんなヤーレンズを生で観れる機会は思ったよりも早くやってきました。忘れもしない2023年3月5日。

やすと横澤さんとヤーレンズ

私は北海道の札幌市に住んでいるのですが、そんな札幌を中心に活動しているのが「やすと横澤さん」という芸人で、その方たちが東京からゲストを呼んでやるライブというのが「やすと横澤さんと○○」でした。今年の1月からスタートしたこのライブの3月回にヤーレンズが来るという。え⁉️もう生でヤーレンズが観れるの⁉️とは思いつつ、その日は既に予定があることを思い出します。高校から10年来の一番の親友とのお泊まり会。この親友が4月で道外に転勤になるためほぼ毎月遊んでたのがしばらく会えなくなるから、最後にホテルに泊まって美味しいご飯を食べたり、めいっぱい楽しいことをして遊ぼう‼️の日。3日から5日にかけて市内のホテルに泊まる予定。しかしヤーレンズが観れるチャンスとあって我慢できなくなった私はその親友に尋ねます。「どうしても行きたいライブがあるんだけど良かったら一緒に行かないか」と。お互いオタクだけどジャンルも推しカプも被らない親友。もちろんお笑いにもそこまで明るくなく、きっとこの子にとっては全組知らない芸人。だけどヤーレンズを観たい。し、ヤーレンズを観てほしい。絶対笑うから。そんな根拠の無い確信がありました。
5日。2日間のホテル泊を楽しんだ私たちは、3月頭にしてはポカポカと暖かい札幌の街を歩きながら会場へ。会場へ着くと既に列ができていたので私たちも最後尾へ並び、入場を待つ。雪はあったけど「もう上着いらないね~」なんて会話をした記憶があります。そのくらい、もう春の陽気を感じられる日でした。
この日の出演は主催のやすと横澤さん、ヤーレンズ、クロコップの3組。私はヤーレンズを目当てにしてたけど、クロコップ荒木さんの顔ファンでもあるので全組楽しみでめちゃくちゃ浮かれてたと思います。
各組ネタ2本ずつと企画。東京に行かなきゃ観れないようなライブが札幌でも観れる嬉しさ。そりゃあもうとんでもない多幸感でして。
ヤーレンズのネタは「チャーハン」と「和菓子屋」。この「チャーハン」のネタが本当に凄かった。途中で「CR松居一代」という、松居一代氏がパチンコ台だったらこんな演出、で楢原さんがひたすらCR松居一代をやり続けるくだりがあったのですが、本当にここで私も親友も笑いすぎて苦しくなるほど爆笑。笑いすぎて苦しいのに延々と松居一代を繰り返すヤーレンズで更に笑わずにはいられない。一瞬(このままここで笑いすぎて息できなくて死ぬかもしれん)と思いました。マジで。そのくらいヤーレンズの面白さは衝撃的でした。知らないはずの芸人のネタで隣で声を出して笑う親友の姿を見て、「あぁ一緒に行けて良かった。最後に楽しい思い出が作れて良かった」と安心したことも覚えてます。
企画のコーナーでは、クロコップの「空手家の子」をやす横とヤーレンズもやるという東京でも観れないであろう貴重なものを観れたりして、このときばかりはこういう地方のライブのありがたみをめいっぱい享受しました。

このライブ以降、2度目の生ヤーレンズを拝む機会にはまだ巡り会えてませんがその間もラジオだったり、めちゃくちゃ量のあるYouTubeのネタ動画だったり、300本近くあるラジオトークだったり、ほぼ毎日どこかしらで立っている舞台の配信だったり、毎月やってくれているトークライブだったり、様々なSNSだったり、過去のものも現在も日々追いかけるのが楽しくて仕方がないです。60分ネタライブを今年だけで2回もやってたの、エグすぎる……。

撮影可のライブに行ったことがないので舞台を撮るのが下手くそすぎて全員の顔が白飛びしている

私は数年前からお笑いと芸人のオタクをやっているけど、好きになるのはだいたいライブシーン中心に活動している人たちで、地方に住んでいるそこまでお笑いに明るくない人間にはあまり伝わらないため、知り合いに好きな芸人を聞かれたときは好きは好きだけど伝わりそうなラインを考えて答えてました。でもヤーレンズに出会って、ヤーレンズを大好きになって、今はもう誰に聞かれても胸を張って「ヤーレンズが好き‼️」と答えられます。今は知られていなくとも、今までみたいに「きっと言っても知らないよ」とはならない。だってきっとみんなヤーレンズを知ったら、ヤーレンズを見たら「面白い!」と思うだろうし、今年絶対にM-1の決勝に行って爆売れしてみんな知ることになるんだから。と、今年ハマったばかりポヤポヤのオタクでも確信しています。


というのを、昨日そのライブに連れていった親友と久々に会って、そのときのヤーレンズが面白かったという話をして書き記そうと思いました。知らない土地へ行って知り合いもいないなか1人頑張っている親友、決して友人が多くなく親友が引っ越してからは家と職場の往復ばかりになった私。お互いに3月に観たヤーレンズがずっと心に残っていて、たまに(私はほぼ毎日だけど)心のポケットから取り出しては眺めて元気を貰っていたようです。大事な友人が私の好きな人たちを気に入ってくれて良かった、それがヤーレンズなのが嬉しい。来月もまた親友と会えるけど、そのときもまたヤーレンズの話をしている気がします。そんで、また何か機会さえあれば一緒にライブに行くんだろうなぁ。そしたらヤーレンズにお礼が言いたい。私たちはあなたたちからパワーを貰って日々を頑張っています、ありがとう、と。
そして全然変わんねぇ人生を今年はめちゃくちゃ変えてくれ。もしかして「変わったじゃん、人生‼️」かもしれない。

長くてまとまりのない文章になっちゃったな。







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