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日本の教え「父の遺した節分の思い出」

今日は節分です。

節分とは、昔から日本の家庭で行われる伝統的な行事です。

悪霊を追い払い、幸運を家に招くためのものですが、子供たちにとっては豆投げ合戦ができる楽しいイベントなのかもしれません。

私が子供の頃は、毎年節分の日に豆まきをしていました。

父が特に張り切って、鬼のお面をつけ「鬼は外!福は内!」と、それこそ、窓を開けて大きな声で叫んでいました。

その姿は、私にとって恥ずかしいものでしたが、父は満面の笑顔でそれを恥ずかしがることもなく、楽しそうにやっていました。

鬼の面を被った父に思い切り豆を投げつけ大笑いした日のことは、今となってはとても懐かしい思い出です。

家中に豆が散らばっていて、翌日になっても見つけることがありました。

特にトイレの中で豆を見つけた時は、笑ってしまいました。

今思うと、たくさんの行事を家族で、笑顔で過ごしたその家に守られていたような気がします。

しかし、時が流れ、家族にも変化が訪れました。

晩年、家を建て替えることになり、車の音がうるさかった大通りから少し離れて裏の方に建て替えをしました。

それから数年で父は他界しました。

今、節分の日になると、父のことが強く思い出されます。

古くからの日本の風習は、家族や亡き人々との絆を思い出させ、私たちを結びつけるものなのかもしれません。

そんな思いから、今年は久しぶりに一人でも豆まきをしようと思います。

一人であっても、豆をまきながら父を思い出し、笑顔で新たな一年の幸せを願いたいと思います。

今日もお聴きくださり有難うございました。

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