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疑うようで悪いけど

朝ドラ「ブギウギ」毎回楽しく見てるんだけど、ここ2、3回は邪悪な週刊誌記者がスズ子と茨田さんの間を引っかき回す展開(邪悪な週刊誌記者って、と思うけど、ステレオタイプに描いていいと思われている職種の筆頭でしょうね、週刊誌記者)。間に入る人がアレだと、なんでもないことがとんでもないことになったりする。

この前、取材をお願いした大企業の広報さん、「取材日は○日でほぼ決まり」ということだったので、2週間経って取材が近づいてきて「○日確定で大丈夫ですよね?」と確認のメールを送ったら、数時間経って「ちょうどメールするところでした。××(取材対象者)がその日どうしても外せない用事が入ったと言い出して……」というメールが来て、日程をまた一から調整しましょうという話に。

取材当日、広報さんはわたしたちをエレベーターホールで迎えてくださって、日程変更のことをそこで謝ってくださり、取材の部屋に入った後は触れず。日程変更をリクエストした張本人のはずの××さんも何も言い出さず。

疑うようで申し訳ないけどわたしは、××さんに急な予定が入ったわけじゃないんだろうなと思っている。広報さんが××さんのスケジュールを抑えるのを忘れて、わたしのメールをトリガーにそれをやりにいったものの間に合わず、××さんにはもう他の用事が入っていたんじゃないだろうか。そして××さんにその経緯は伝わっていないのだと思われる。「疑うようで」も何もないけど。

でも別に、今さらいいので普通に取材をした。

それで今度、原稿を確認に出したら、広報さんから10日ほど経って「あのURLをもう一度送ってもらえますでしょうか」とメールが来た。ダウンロード期限が切れてしまったということだ。こちらからメールなり電話なりでフォローするべきだったなと思いながら、アップロードし直して新しく生成されたURLを淡々と送っておいた。

でも疑うようで申し訳ないけどこの人は、自分のミスで10日、原稿を回すのが遅くなったことを××さんには決して言わないんだろう。「疑うようで」も何もないぞ。

ヘトヘト イライラ 吹き飛ばし ダバドゥディダー 元気です、といきたいもんです。

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