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#8 つたえたいこと

中学生、高校生を家庭環境に囚われて生きた私だったが、投げ出さず、真面目に考えて生きた。一生懸命に、向き合おうとした。矛盾する自分の気持ち、日々意見の変わる父母と、真正面から対峙しようとした。
できなくても、やろうとした。それだけで充分だった。

#0 から#8 を書いたことで、うまく私の過去を言語化できた。これは単なる自己満足で綴ったものだ。
でも、これを読んだことで、死にたい、じゃなくて、頑張らなくていいからただ生きていよう、そんな考えに変わってくれたらいいな。
死ぬことはいつでもできる。でも、生きることは今しかできない。

家庭環境はあなたの責任ではない。

「母 不倫 どうする」「父 再婚 嫌だ」
Google検索していた時代が遠い昔のようにも思えるが、案外、すべてこの中高6年のうちに起こったことなんだなあ。

不倫と離婚と再婚の影響


大人の問題に巻き込まれた子供は、「自分のことなんかどうでもよくて、この世に不必要な存在なんだ。私は邪魔な存在だ。」と思い込んでしまうことが多い。たとえあなたが「子供にとって良い選択だから」と考えた末の行動だったとしても、ある程度分別のある子供ならば、「ああ、私じゃなくて、自分のことが大切なんだな」と思う。
だって、それらは大人同士の契約であり、契約成立させるためには付属品のおまけにすぎない子供の気持ちなど、考慮されるはずもないからだ。

私の経験から言えば、離婚して平和が訪れるわけでもなかったし、家族同士の心の距離はさらに遠くなってすれ違いが起き、家庭崩壊は深刻化するだけだった。再婚についても、唐突な発表に適応できる能力を持っていない思春期の子供はそれを拒絶した。

だからといって、その選択が間違っているとも思わない。苦労のない人生などないし、起きてしまった事故には対応せざるを得ない。狂った歯車は、修理するしかない。放っておいても、前に進めないからだ。

ただ、不倫、離婚、再婚をする人には、思ったより絶大な苦悩があなたを待ち受けているということを理解しておいてほしい。それを乗り越える勇気があるなら、行動を起こしてください。

これを読んでいるあなたへ


私と同じように子供時代を親に振り回されて、青春時代も適応することを強いられ、大人になるにつれて「寂しさ」が大きくなる人が、きっと世の中にたくさんいるでしょう。
これを読むあなたがもしそのひとりで、助けを必要としているのなら、見知らぬ私でも良ければ、いつでも連絡をください。
一番良い作戦は、あなたの近くにいて、あなたがこの人なら大丈夫、と直感的に感じる人に話してみること。
生きていれば、きっとなるようになります。
世界は、思ったより優しさであふれています。
あなたがいたことで救われた人が、必ず存在します。
大丈夫、まずは自分に優しくして、とりあえず生き延びてください。話はそれから。

2022/2/28

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