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年初からのラリーも一巡。逆イールドカーブが進む。

#米国株 #雇用統計 #CPI
年初からの米国株式市場の上昇も2月のFOMCと雇用統計を経て下落に転じている。

私は夏の休暇シーズンや新年度切り替わる
クリスマスシーズンから日本の節分ぐらいまでポジョン整理をして相場をお休みしている事が多い。ニュースチェックは行うがトレードは
ほとんどしない。なぜならトレンドが転換する事が多いからだ。でももう2月も中旬なので
そろそろ相場と向き合おうと思う。

では、

今年の株式相場はこれまでの金融政策の引き締め効果などによって、景気押し下げ圧力も
高まる側面とFEDの利上げ打ち止めや
利下げ観測、企業業績などを手掛かりに
去年よりもリバウンド期待も高まっているの
も事実である。
なかなか方向感がでない難しい相場展開なる
予想が大方のアナリストやストラテジストの
見解である。

そんな状況の中で債券市場もまた判断や見方に迷いが生じている状況も見てとれる。

2月 FOMC FFレート4.5〜4.75%へ

12月FOMCで4.25〜4.50%へ利上げを行い
ドットチャートは、2023年末時点 5.125%
とFRB高官達が予想している。
そして2月のFOMCで4.50〜4.75%と25bps引き上げられた。

下のリストは、2/15時点でのリストである。

需給によりバラツキはあるが
見事に逆イールドである。
逆イールドになると今後景気が悪くなるという話が通説ではあるが、昨年7月から長期に渡り逆イールドが続いている。イールドカーブの詳しい話は然るべき専門家の方を参考にして頂きたく、私のような素人見解は省かせていただく。

通常は短期債の金利はFFレートに引っ張られ、長期債の金利は先々の景気動向に引っ張られると言われている。そして長期債になるにつれてリスクプレミアムがついて順イールドカーブが形成される。

各年限の金利水準は低すぎないか?

2023年末時点でのドットチャートは
5.15が中央値である。

なぜ金利水準が低いのか?
それは、
景気後退懸念を織り込んでいるのか?
利下げ期待を織り込んでいるのか?
のどちらである。

製造業では景気の鈍化を示唆する経済指標も
あるが、GDPを支える個人消費は好調を示す
データもある。
個人消費の強さは、雇用状況や個人の賃金からやってくる。2月発表の雇用統計は50万人の増加である。色々な算出方法の変更などで鵜呑みに出来ないのはわかるが大きな数字だ。
また、2/14発表のCPIでサービスインフレが
加速して住居費などスティキーインフレ項目の高止まりや財のインフレを後押しするエネルギーなど3ヶ月ぶりに上昇しインフレ減速期待が消えた事になる。

これは当面利上げを継続する事を示唆し3月のドットチャートからわかるターミナルレートの変更が予想される。

景気後退の兆しもなく、利下げに転じる根拠も薄れ、市場は何も折り込んでいないのであると考えるのが妥当のようにも感じる。
そろそろ利回りが上昇し始めるようにも思う。
しかし、金利の絶対的水準の魅力は、年金運用など政府系機関投資家などには、リスクフリーの魅力のある商品であることが間違いないので
今の債券価格も強いのだろう。

あー難しい。本当に難しい。

しかし、5年債利回りを境にくっきりと風景が
変わっている様に感じる。ここに、トレードのヒントが詰まっている様に思う。

結論


少しは米国株に+α見込めそうなので
長期保有株の選定など
上手く立ちまわり資産増加に役立てたい。

立ちまわり

ここからは個人的戦略に基づいて考えていきたいと思う。あくまで自分の具体的な投資行動の指針として残しているので、皆さんには参考にならない事もあるだろうがご容赦願いたい。

まず、見ていただきたいのが、下記のチャートである。

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